花車

デジタル大辞泉

だし【山^‐車／花^＝車】

読み方：だし

祭礼のとき、引いて練り歩く屋台。人形や花などを飾りつける。やま。ほこ。だんじり。《季 夏》

か‐しゃ〔クワ‐〕【花車】

読み方：かしゃ

１ （「火車」「香車」とも書く）遊女を監督・指揮する女。やり手ばばあ。

「其次の御客は酒飲ませて…舞い玉うものと左(さ)る—めが申せしよし」〈露伴・辻浄瑠璃〉

２ 遊女屋・揚屋・茶屋などの女主人。

３ 「花車方」の略。

はな‐ぐるま【花車】

読み方：はなぐるま

１ 花で飾った車。

２ 花を積んだ車。また、花見の車とも。

「柳桜をこきまぜて、錦を飾る—」〈謡・右近〉

きゃ‐しゃ【^▽華^×奢／^▽花車】

読み方：きゃしゃ

［形動］［文］［ナリ］

１ 姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま。「—なからだつき」

２ 器物などの作りが、頑丈でないさま。「—なつくりの机」

３ 上品ではなやかなさま。

「二十七八の女、さりとは—に仕出し三つ重ねたる小袖」〈浮・五人女・三〉

難読語辞典

花車

読み方：カシャ（ｋａｓｈａ）

揚屋・茶屋の女主人

花車

読み方：キャシャ（ｋｙａｓｈａ）

姿や形がほっそりとしていて上品なこと

花車

読み方：ハナグルマ（ｈａｎａｇｕｒｕｍａ）

花で飾った車

人形辞典

はなぐるま〔花車〕

花をのせた車。
蒔絵の車に花を花瓶か籠にさしてのせたもの。牛をつけたものもある。

短編小説作品名辞典

花車

作者戸部新十郎

収載図書代表作時代小説 41(平成7年度)
出版社光風社出版
刊行年月1995.5

収載図書秘剣 花車
出版社新潮社
刊行年月1995.10

収載図書秘剣 花車
出版社新潮社
刊行年月1998.9
シリーズ名新潮文庫

収載図書鎮守の森に鬼が棲む―時代小説傑作選
出版社講談社
刊行年月2001.9
シリーズ名講談社文庫

収載図書秘剣花車
出版社徳間書店
刊行年月2002.8
シリーズ名徳間文庫

花車

作者小池真理子

収載図書律子慕情
出版社集英社
刊行年月1998.1

隠語大辞典

花車

読み方：かしゃ

1. 遊女屋の遣手又は女郎屋料理屋の主婦をいふ。おいらん（花魁）をまわすの義とも亦花（纒頭）で廻る義ともいひ伝ふ。
2. 〔花〕やりて婆のこと。将棋の香車（槍）とヤリ手とを関係づけて造つた語。

分類 花柳界

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季語・季題辞典

花車

読み方：ハナグルマ（ｈａｎａｇｕｒｕｍａ）

花を積み重ねた車の意とも、花見の車の意ともいう

季節 春

分類 人事

歌舞伎・浄瑠璃外題辞典

花車

読み方：ハナグルマ（ｈａｎａｇｕｒｕｍａ）

初演 嘉永1.5(江戸・中村座)

音曲 長唄

花車

読み方：ハナグルマ（ｈａｎａｇｕｒｕｍａ）

初演 寛政4.11(江戸・河原崎座)

近代文学作品名辞典

花車

読み方：ハナグルマ（ｈａｎａｇｕｒｕｍａ）

作者 山田美妙

初出 明治21~22年

ジャンル 小説

JMnedict

花車

姓	読み方
花車	はなぐるま

ウィキペディア

花車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/02 07:12 UTC 版)

花車は、さまざまな読み方と意味を持つ言葉である。

ウィキペディア小見出し辞書

花車（河瀬組・宮北市組）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/04 01:39 UTC 版)

「須賀神社大祭」の記事における「花車（河瀬組・宮北市組）」の解説

高浜市や碧南市からチャラボコを導入して山車として加えた。山車の名称は組の呼称である花組からとられたものと言われている。桜の造花で飾られる。