舞台の「起源」と古代の舞台とは? わかりやすく解説

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舞台の「起源」と古代の舞台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:54 UTC 版)

舞台」の記事における「舞台の「起源」と古代の舞台」の解説

人類史のどの段階初め舞台現れたかは、はっきりとは分かっていない。西洋場合記録に残る最も古い舞台は、古代ギリシャ演劇野外劇場である。これはすり鉢型の地形利用した巨大構造物で、舞台は底の部分つくられた。観客は見下ろすような位置から舞台全体を見ることができた。この様式は古代ローマにも引き継がれその様式を踏襲した楕円形の劇場建造物など生み出された。その代表的なものにはコロッセウム等がある。 日本においては舞楽のための舞台が、一定の様式持った舞台として最古のものである舞楽雅楽伴奏で舞う舞踊舞踊音楽で、奈良時代中国大陸朝鮮半島ベトナムなどから渡来、また平安時代には日本でも作られたもので、貴族嗜み娯楽舞踊芸術として、また伝承断絶してしまった伎楽と共に仏教法会などで演じられた。舞楽舞台は約4.5四方欄干高欄こうらん)が付いたもので、南北両側演者上り下りするための階段設けられている。舞楽演じられる際には、その中にさらに3間四方敷舞台置かれた。 舞楽以前にも様式持った舞台存在した可能性否めない少なくとも、岩などの自然の地形利用した舞台と、そこで演じられる民俗芸能的なものは、確実に存在した思われる史実ではないが、古事記日本書紀などで語られる日本神話には、天岩戸エピソードのなかに、舞台しきもの記述見られる天岩戸に籠もったアマテラス引き出すために、アメノウズメノミコト半裸になりながら、伏せたの上踊った。この時の伏せた器は、踏み叩くことによって音を出す打楽器であると共に舞台として役割果たしている。

※この「舞台の「起源」と古代の舞台」の解説は、「舞台」の解説の一部です。
「舞台の「起源」と古代の舞台」を含む「舞台」の記事については、「舞台」の概要を参照ください。

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