自動車とサウンド・音楽
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2006年式ポルシェ・ケイマンS 2006年式ポルシェ・ケイマンSのエンジンサウンド(水平対向6気筒DOHC24バルブ) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 2009年式レクサス・LFA "天使の咆哮"とも称される2009年式(市販型プロトタイプ)レクサス・LFAのエンジンサウンド(V型10気筒DOHC40バルブ(1LR-GUE型) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 ガソリンエンジンの内燃機関より自然に発生するエンジンサウンドは、物理・工学的な技術によって芸術的な音が生まれるというその特異なメカニズムから、幾多の自動車ファンを魅了してきた。そのため自動車ブランドの多くは、エンジン音にも積極的なチューニングを施している。中でもフェラーリに代表されるV12エンジンや、F1カーなどから発せられる高音のエンジンサウンドは、旧来から魅力的とされてきた。 昨今のトレンドである電気自動車では、エンジン音が存在しないため、電子的な合成音を使って魅力的なエンジンサウンドを作りだそうとするブランドが増えている。その中でも2019年6月に発表されたBMWのEVコンセプトカー、”Vision M Next”では、エンジンサウンドの制作に作曲家ハンス・ジマーが起用されており、このようにエンジン音に対する概念は変化しつつある。 自動車の車内は、一定の空間を保有しながらそれでいて閉鎖的であるため、音楽を楽しむには好適な環境であり、ドライブの魅力にも大きな役割を果たしている。そのため、カーオーディオは自動車関連用品の中でも重要な位置を占めている。 自動車を題材とした音楽作品については、「Category:自動車を題材とした楽曲」を参照。音楽の存在を重視した自動車映画としては、『チキ・チキ・バン・バン』(1968年)や『ワイルド・スピードシリーズ』(2001年 - )、『ベイビー・ドライバー』(2017年)などがある。
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