職務での利用とは? わかりやすく解説

職務での利用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:30 UTC 版)

「自転車」記事における「職務での利用」の解説

配達 英国では1880年自転車による郵便配達始められ、現在でも約37000人の配達員自転車利用している。自転車便など、都市部における輸送手段として利用されることもある。新聞配達出前などといった職業上の利用もある。 パトロール 英国警察1896年から自転車によるパトロールPolice bicycle)を始めた日本の警察パトロールカー白バイ主流であるが、交通渋滞激し都心部では自転車機動性考慮し、あえて自転車によるパトロール行っている場合もある。国によっては交通渋滞の多い都市自転車パトロール復活させるところもある(アメリカではニューヨークロサンゼルスサンフランシスコの各市警に「バイシクルユニット」という専従チームがあり、「POLICE」のマーキング入れた警察専用MTB製造されている。このフレームは当然、公用であり国内では市販されない)。 軍事利用 詳細は「自転車部隊」を参照 自転車乗った兵は、純粋な歩兵比べて移動速度優れる。騎兵自動車比べれば遅いが、自転車自体コストは車や馬よりも安くつき、さらに飼料燃料を必要としない静粛性優れるという利点がある。さらに、兵への訓練はるかに簡単である。このため自転車多くの軍で利用されることとなった自転車戦争利用されたのはボーア戦争始まりで、英軍ボーア軍ともに斥候自転車使った第一次世界大戦ではドイツ軍フランス軍が兵の移動自転車利用した第二次世界大戦ではイギリス陸軍空挺部隊輸送機内でかさばらない折り畳み自転車使用していた。大日本帝国陸軍日中戦争5万人の自転車歩兵動員。続く太平洋戦争緒戦マレー半島攻略作戦など南方作戦での活躍から「銀輪部隊」と呼ばれるようになったスイス陸軍では1891年から2001年わたって自転車部隊存続させた。 しかし、自転車徒歩比べれば楽ではあるが、移動兵士体力消耗することに代わりはない。また、自転車乗った状態はバランスが不安定で、側面が完全に露出しているため、攻撃に非常に弱いという欠点があった。そのため、自動車普及進み大量燃料供給できるようになった現在では、自転車戦闘部隊配備する軍は限られるようになっている。 現在では北朝鮮当局自転車部隊存在明らかにしており韓国陸軍38度線休戦ラインの監視部隊徒歩より機動性があり、エンジン音がしないため接近に気づかれにくいMTBパトロール使用している。日本では航空自衛隊航空救難団救難活動現場で使用するために民生用折り畳み自転車保有している。 消防での利用救急活動での利用ロシア

※この「職務での利用」の解説は、「自転車」の解説の一部です。
「職務での利用」を含む「自転車」の記事については、「自転車」の概要を参照ください。

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