老界王神の潜在能力解放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:00 UTC 版)
老界王神による儀式を受けて潜在能力を限界以上まで解放した状態。この状態時は、超サイヤ人3ゴテンクスを凌ぐほどの戦闘力を誇るも、この解放状態でいられる制限時間もない。魔人ブウ(悪)がまるで相手にならないほどの圧倒的な強さを持つ。これにより合体しない単独の戦士としては、原作中では最強クラスの戦闘力を手に入れる。この際には一人称が「オレ」になり言葉遣いも敵に対しては威圧的になる。老界王神による潜在能力解放後の外見上の変化は、黒目黒髪のままで超サイヤ人のような輪郭線のある鋭い目つきと逆立ったハリのある頭髪に変化する。また前髪が額中央に一束垂れる。 作中、この老界王神による潜在能力解放状態に、明確な名称が与えられておらず、解放直前に悟飯が「どうやったらその“最強の戦士”になれるんですか?」と老界王神に質問したのみだった。関連書籍や関連商品や各種ゲームなどでは「究極(アルティメット)孫悟飯」「究極(アルティメット)悟飯」という呼称が一番多く使用されている。媒介による呼称を挙げると、「ドラゴンボール大全集」などの関連書籍や『ミラクルバトルカードダス』『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』やスパイク開発のテレビゲーム『Sparking!』シリーズや『レイジングブラスト』シリーズでは「究極(アルティメット)孫悟飯」「究極(アルティメット)悟飯」、ディンプス開発のテレビゲームシリーズおよび『ドラゴンボールヒーローズ』では「老界王神の潜在能力解放」、劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』ムックでは「最強バージョン」、ゲーム『偉大なるドラゴンボール伝説』では「最強戦士」、ゲーム『舞空烈戦』では「真の力の解放」、ゲーム『カカロット』では「究極解放」などと呼称されている。また『パズル&ドラゴンズ』とのコラボレーションで登場した同様のキャラクターの名称は「アルティメット孫悟飯」であった。 原作では、老界王神の潜在能力解放後は超サイヤ人に変身しないが、鳥山明がストーリーを手掛けた劇場版第18作目『神と神』やテレビアニメ『ドラゴンボール超』では、破壊神ビルスとの戦闘時には老界王神の潜在能力解放状態で挑み、悟空を超サイヤ人ゴッドへと覚醒させる協力をした際には超サイヤ人に変身するなど、2つの形態を状況に応じて使い分けている。各種ゲームなどでも両形態を任意で切り替えれることがある。『ドラゴンボール超』の「フリーザ復活編」では、学者となったことで武術から遠のき、超サイヤ人に変身するのがやっとの状態で潜在能力解放状態を引き出せずにいた。だがその後、戦闘力を取り戻すべく学者業の合間にピッコロから再修行の手解きを受け、「宇宙サバイバル編」での力の大会開催直前のピッコロによる特訓にて、再びこの潜在能力解放状態への覚醒を成功させた。 この変身は超サイヤ人とは性質が違い、例え本人の実力が修行を怠るなどして衰えることがあってもその部分の実力は隠れた潜在能力として扱われ、この形態にさえ変身すれば現在時点での最高の力を発揮可能になる。 PSP用ゲームソフト『真武道会2』では、未来の孫悟飯も老界王神の潜在能力解放の儀式を受け、この形態に覚醒している。
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