翁の御前一味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 22:48 UTC 版)
第3シリーズにおける三十六番所の敵。途方もない財力を武器に人間の欲望に付け込み、国の支配を目的に暗躍する謎の組織。特に鉄砲やダイナマイトなど、火薬を使った攻撃を好む。幹部たちはアジトに飾ってある翁の面を通じて首領に作戦の概要や意向を伝える。 林 伝八郎:亀石征一郎(第4話~第8話) 翁の御前配下の初代幹部。鋭い打突が得意技。出雲愛用の一貫斎の釣り竿を根元から真っ二つにする。出雲にはこれまでの人生で最大の強敵だったと評された。 お弓:白石奈緒美(第8話~第16話) 翁の御前配下の二代目幹部。普段は巫女のような風体で陰陽師のような法術(催眠術系)を使う。後半では尼姿にも化けた。その正体は自らの幻術で若返っていた老婆。米問屋に安売りの貼り紙を貼って米の値下げをさせるなど、やや主婦感覚の作戦を遂行し、勘兵衛の妻おきんに感謝されていた。またお弓が牛耳っている間、女性刺客の色仕掛けが激減した。 友三郎:三沢慎吾(第17話~第18話) 翁の御前配下の三代目幹部。作戦の柱に女を据えるも、2度とも女が出雲に惚れてしまい、裏切られて女性不信に。唐人(福本清三)を擁して三十六番所を苦しめた。 喜之助:本郷直樹(第19話~第21話) 翁の御前配下江戸組織の四代目幹部。同じ翁一味である伊賀の上忍・服部道鬼(演:北村英三)の配下。出雲に御免されず、与四郎に倒される。 森 軍兵衛:森次晃嗣(第22話) 大坂城を砦に構えている翁の御前の腹心。森宗意軒の子孫。優秀な知将であり、出雲を追って上方へ出てきた小蝶のピンチを救う。出雲の策を看破して罠を仕掛け、与四郎を銃で負傷させるも逃げられる。大助謹製のハングライダーを使って再び城内に潜入した出雲との一騎打ちに敗れ、右腕を切り落とされる。翁の御前に逃亡することを勧めたが見限られ、処刑された。 翁の御前:ハル・ゴールド(第22話) 莫大な財力を持ち幕府中枢にもはびこる組織の首領。大坂城の奥に籠っている。翁面を被っているが、出雲の一太刀によって異人の正体を晒し「金と欲望ある限り翁は滅びぬ、diablo!」の言葉を言い残し爆炎に消えた。
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