置き型ファブリーズ
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2005年9月に「置き型ファブリーズ」が発売。独自に開発された「ニオイキャッチャーゼリー」を含み強い芳香に頼らない消臭を目指した。このタイプは玄関や寝室などにおいて使用する目的で発売され、縦置き・横置き・寝かせ置きの3つの置き方が可能である。芳香が苦手なユーザー向けに無香タイプも発売されている。効果が持続する期間は約1か月半 - 2か月であり、取り換えの目安は中のキューブ状のゼリーの大きさが変化した度合いで測ることができる。2007年に発売されたトイレ用でもキューブ型のニオイキャッチャーゼリーが採用され、数種の芳香が販売されている。 2010年2月には従来の「すがすがしいナチュラルの香り」・「さわやかリフレッシュの香り」・「無香タイプ」に「森林フィトン」を新配合し、「置き型ファブリーズダブル消臭」に改称。トイレ用は「置き型ファブリーズ」と同一の容器デザインとなり、香りも従来の3種類から6種類に増えた。 2010年3月に新たにクルマ用を発売。特にニオイが溜まりやすいシート下に設置できるように形状が設計されている。香りは3種類用意している。 2010年8月に「ファブリーズアロマ」10種類(お部屋用5種類・トイレ用5種類)を発売。本製品は100%香料の「香りオイル」を収納するカートリッジに特殊な浸透膜を採用しており、常に一定量のオイルを吸い上げて放出する為、使い切る約60日後まで安定した香りの強さが長続きする。なお、「香りパック」はこのままの状態で本体にセットするだけで使用できる。以前放映されていた本製品のテレビCMの最後に「香りパックは破らずそのまま押し込んでください」のアナウンスがあった。後に布用スプレー・ミストラル同様に「リゾートコレクション」3種類(お部屋・トイレ兼用)を追加、2012年4月には「ダウニーエイプリルフレッシュの香り(お部屋用)」を追加した。 室内用途の置き型とクルマ用はつけかえ用が設定されているが、トイレ用は衛生上の観点からつけかえ用は設定されていない。つけかえ用は発売当初、トイレ用の置き型にも設定されていたが、2010年2月のリニューアルで設定されなくなった。 2011年に「置き型ファブリーズ」の外装が変更となり、これまでのプラスチックケースから透明窓付紙箱に変更となった。 2014年春に部屋用の「炭級消臭 クリーンガーデン」を数量限定で発売。同年9月につけかえ用を追加発売して通常製品に移行すると同時に、クルマ用にも設定された。 2016年春に「靴箱用 ピュアクリーンの香り」を発売し、他の香りもパッケージリニューアル。さらに、さわやかスカイシャワーの香り・すがすがしいナチュラルガーデンの香り・無香の3種類にはつけかえ用2個セットが設定された。 2018年3月に既存の「無香」よりも有効成分が多く配合された「キッチン専用 無香」が追加発売された。 同年9月には、壁に付着したアンモニア分子まで中和消臭し、継続的に防臭コートを行う消臭・防臭成分が配合された「W消臭 トイレ用消臭剤」が発売された。香りは当初は3種類だったが、2019年9月にアップル・ガーデン、2020年2月にクラシック・ブーケが順次追加発売され、5種類となっている。 2020年3月には、既存の「W消臭 トイレ用消臭剤」に自然由来の成分を追加したことで、ビニールのクッションフロアやトイレマットなどの浸透性の高い素材に対する抗菌効果をプラスした「W消臭 トイレ用消臭剤+抗菌」をECサイトで先行発売、翌月には店頭でも発売された。香りは当初、ウルトラ・フレッシュ・シャボンとクリスプ・ガーデン・リーフの2種類だったが、同年9月にナチュラル・マウンテン・エアが追加発売され、3種類となっている。 2021年3月には、容器のデザイン設計に流体力学を取り入れたことで、少ない空気の流れでも香りパック裏側にある浸透膜全体から消臭・芳香成分が均等に拡散して空間の隅々まで伝わる「360°消臭テクノロジー」を採用した「W消臭 玄関用消臭剤」が発売された。
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