繁殖様式とは? わかりやすく解説

繁殖様式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 09:59 UTC 版)

ザゼンソウ」の記事における「繁殖様式」の解説

一つ肉穂花序には約100個の小花両性花)がある。個々小花雌性先熟開花システム持ち雌性期(雌蕊のみが成熟して露出した期間)と短い両性期(雌蕊雄蕊同時に露出する期間)を経て雄性期(雄蕊のみが露出した期間)の順で性表現変える花序での発熱雌性期と両性期で顕著であり、雄性期に至ると急速に発熱低下する。この植物自家不和合であり、昆虫などによる送粉花粉運搬)を必要とする。しかしながら気温の低い時期開花するため、訪花昆虫活動低調であり、そのため種子結実率は低い。 多く種子野ネズミによって食害されるが、一部野ネズミ貯食行為によって運ばれる種子はそれによって散布され被食逃れて発芽することが出来る。 ザゼンソウ群生 ザゼンソウ群生 北海道雨竜沼湿原ザゼンソウ ザゼンソウ

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繁殖様式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 00:18 UTC 版)

ミズバショウ」の記事における「繁殖様式」の解説

1つ肉質花序肉穂花序)には数十から数百小花があり、それらすべてが雄蕊ゆうずい)と雌蕊(しずい)を持つ両性花である。仏炎苞開いた時点で、多く小花雌蕊露出しており受粉可能である。雄蕊花序表面には現れていない開花の後数日すると、花序表面押し上げるようにして雄蕊出現し多く花粉放出するこの際自花受粉することがあるその後雄蕊からの花粉放出が続く。このように最初雌蕊だけが機能し、やがて雄蕊機能始めるという開花システムを「雌性先熟」と呼びイネ科などの風媒花によく見られる受粉後、花序大きく成長し緑色肉質の果穂(かすい)になる。種子完熟した果穂は、ぼろぼろ崩れ果肉をつけたままで種子散布される果肉軽くスポンジ状であり、種子水に流される水散布)のを助ける。種子自体軽くに浮く。種子褐色大きさ約5 mm半球型をしている。種子はしばし野ネズミによって食害される。実生条件良い場所に定着する3年程度開花するまでに成長する種子には休眠性はなく、湿らせた状態で温度条件良ければ簡単に発芽するいっぽう乾燥弱く乾いた状態で貯蔵する短期間のうちに死亡する発芽率は高い。 また、大きく成長した個体塊茎から、細長く短い地下茎生じ栄養繁殖することがある栄養繁殖による子は親個体のすぐそばに見られるため、しばしば数個体がまとまって株立ちする。

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