綱取自動艇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:33 UTC 版)
着岸作業時に係留索を連絡船から岸壁に渡す作業を行う小型艇。バウスラスターを持たない十和田丸 (初代)以前の連絡船の入港時に使用された。補助汽船と同様に狭水域での作業に従事するため、フォイトシュナイダープロペラを採用していた。「自動艇」とは、自動車に類する内燃機関を動力とする艇の意で、自動制御等とは関係しない。 まつかぜ - 6.1総トン・全長8.0m・幅2.79m・深さ1.2m・定員5名・速力5.5ノット・出力50馬力。1953年2月進水、浦賀船渠建造。当初函館港に配備、1961年4月青森港転属、1971年4月沈没し引き上げの後8月末売却。 うめかぜ - 6.9総トン・長さ7.8m・幅2.8m・深さ1.3m・定員5名・速力7ノット、出力85馬力。1956年2月進水、浦賀船渠建造。青森港に配備、1979年2月売却。 たけかぜ - 6.9総トン・長さ7.8m・幅2.8m・深さ1.3m・定員5名・速力7ノット、出力85馬力。1956年2月進水、浦賀船渠建造。函館港に配備、1979年2月売却。 はるかぜ - 7.9総トン・長さ8.1m・幅2.8m・深さ1.4m・定員5名・速力6.9ノット・出力100馬力。1959年11月進水、三菱重工業長崎造船所建造。函館港に配備、1979年2月売却。 しらさぎ - 6.0総トン・長さ7.7m・幅2.4m・深さ1.3m・定員5名・速力6.9ノット・出力100馬力。1954年1月四国船渠建造、宇高航路より転属し1954年11月から1961年11月・1962年5月から1971年6月まで函館港、1961年11月から1962年5月・1971年6月から1978年6月廃棄まで青森港に配備。
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