綱の湯、杖いらずの湯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/04 13:38 UTC 版)
板室温泉特有の入浴方法として綱の湯(つなのゆ)が知られる。 綱の湯は、持ち手となる綱を温泉小屋の梁に結わえて湯浴上に垂らし、湯治客はこれを握って腰以上の深度のある湯浴に浸かって湯治を行う。これが関節痛に効くとされ、初めは杖を必要とした湯治客も湯治の後には杖が不要となるほどに回復したと云い、これより板室温泉は杖いらずの湯(つえいらずのゆ)とも呼ばれるようになった。 湯治の後、杖が不要となるまでに回復した湯治客は、板室に鎮座する板室温泉神社(いたむろゆぜんじんじゃ)を参拝し、不要となった杖を置いていくのが慣習であった。
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