糊付け

デジタル大辞泉

のり‐づけ【^×糊付け】

読み方：のりづけ

［名］(スル)《「のりつけ」とも》

１ 糊ではりつけること。また、そのもの。「ラベルを—する」

２ 洗濯した布などの形を整え張りをもたせるために、糊をつけること。「シーツに—する」

ジーンズ用語辞典

糊付け

デニムは、まずインディゴ染料に糸を染めた段階、そして織機で生地に織り上げた段階で、それぞれ糊付けが行われる。 糸の段階の糊付けは、織布のための安定性、生地の段階での糊付けは、縫製のための安定性を、それぞれ目的にしている。

使用される糊はコーンスターチと呼ばれる天然素材の糊からポパールと呼ばれる合成糊へと移行。コーンスターチとポパールを合成する場合もある。未洗いのジーンズには、この糊が残っており、コントラストのある色落ちを楽しむには、糊をあまり落とさないではき込むと効果的だ。

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糊付け

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/22 05:46 UTC 版)

「結城紬」の記事における「糊付け」の解説

撚りをかけずに紡いだ糸は力をかけるとすぐに切れてしまう。強度を増すために、整経と機巻きの前に糊付けをする。小麦粉と水を混ぜて糊状にしたものに糸を浸し、よく捌いて風通しの良い日陰に干す、これを3回ほど繰り返す。糸の太さや作業時の天候等で仕上がりが左右される作業である。糊が強すぎると逆に糸同士が密着して織りづらくなるため、経験と勘が必要とされる。一生習いと言われるほどであり、糊の濃度などは他の家には簡単に教えないという。 糊は基本的には着物に仕立てる前に「湯通し」と呼ばれる作業で落とされる。たらいに45度前後の湯をはり、反物を浸しては湯を変えて徐々に糸そのものの風合いに戻してゆく。糊付は織り元が行うが湯通しは専門の業者があり、結城紬制作の最後の仕上げを担っている。

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「糊付け」の例文・使い方・用例・文例

• 糊付けする必要がない封筒
• 衣類に糊付けする
• 製本や糊付けした衣類を主食にする家の中にいる翅の無い銀灰色の昆虫
• ヴェールやチュチュやガウンに使われる、薄い（しばしば糊付けした）ネット
• 質の劣る木材の基板に糊付けされた上質木材の薄い層
• 絹布を糊付けして板に張ること
• しわを伸ばすため絹布を糊付けして張る板
• 小町糸という糊付けしていない縫い糸
• 布地を洗って糊付けし,板に張り付けてしわを伸ばすこと
• 洗って糊付けし,板に張りつけてしわを伸ばした布
• 洗濯物を糊付けする