第8巻 レディ・ガンナーと虹色の羽
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「レディ・ガンナー」の記事における「第8巻 レディ・ガンナーと虹色の羽」の解説
≪蜥蜴≫のモーガン(純血種) ベラフォードとヴィンセントの育ての親に当たる老人。100歳を越えており、博識であるため、「賢者」の異名を持つ。 若い頃は人間の姿で暮らしていたが、ある時期から中途半端に形態変化した状態である、服を着て直立歩行する蜥蜴の姿で暮らしている。体色は緑がかった灰色。 ≪南天極楽鳥≫のレドヴィーン(純血種)、≪南天極楽鳥≫のライガス(純血種) ともにベラフォードの母方の同族。紫雲(しうん)の里の住人。ベラフォードの母であるヴァーサを、20年に一度の里の大祭に連れて行くためにモーガンの家を訪れるが、ヴァーサが亡くなっていることを知り、ベラフォードをヴィンセントともに連れて行くことに。 レドヴィーンは上半身が淡いクリーム色、腕が栗色で翼がチョコレート色をしており、ライガスは胸元と腕の羽毛が真っ白で、翼が付け根から途中までが白く、そこからは濃い黄色の羽が帯のように広がり、風切り羽が黒い。またライガスは、ヴァーサと、先代の神代となったヴァーサの兄・コクランの友人でもあった。 ≪南天極楽鳥≫のイザーク(純血種) ベラフォードとヴィンセントを連れて旅立ったレドヴィーンらの前に現れた同族のリーダー格。形態変化するようベラフォードを武器で脅し、拒絶されたため網を使って強引に里まで連れてきた。紫雲の里の警備隊長でもある。 ≪南天極楽鳥≫のミリアム(純血種) ベラフォードの世話役の1人である女性。パステルカラーの6色の羽を持つ。キャサリンらの策の結果、紫雲の里の花嫁に選ばれたが…。 ≪南天極楽鳥≫のティタニア(純血種) ベラフォードの世話役の1人である女性で、リーダー格。羽の美しさもあり、花嫁候補の本命と目されていた。プライドが高く、居丈高な物言いをする。 ≪南天極楽鳥≫のヨランダ(純血種) 紫雲の里の長老。ベラフォードが「虹の羽」を持つと知るや、大祭の中でも重要な役である神代の候補に就いてくれないかと持ちかける。 ≪南天極楽鳥≫の種族的な特徴として、「美しい物」を愛でる。そのため手先が器用で、近くで取れる宝石の加工や織物、刺繍などが得意。ただし、独自の美意識があるため、≪山羊≫の村の花嫁衣裳をこれでもかと色糸や飾り玉で飾り立てたりした事がある。 また、里の中では形態変化した時の羽の色の濃さや色数によって身分の上下があり、1色あるいは色の薄い2色は「無色」と侮蔑的に呼ばれ、労働者として最下位に置かれる。なお、「雪雲」は白い部分が多い者に付けられる蔑称で、里を離れて付近の集落で暮らさなければならない。最高位は10色だが、現在は多くても7色までしかいないらしい。また、羽の黒い「黒羽衆」は、形態変化でそれが判明した時から神に仕える巫(かんなぎ)として神殿の表御殿に住み、独身を通すというしきたりがある。
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