第2グラウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 07:52 UTC 版)
「東大阪市花園ラグビー場」の記事における「第2グラウンド」の解説
メインスタジアムの北側(スコアボード後方)にあるサブグラウンドで、以前は近鉄所有であった。近鉄ライナーズの練習グラウンドでもあるため、練習用にナイター照明設備が用意されている。収容人員約1300人の簡易型観客席が設置されているが高さが4段と低いのでフィールド全体は見づらい。しかしフィールドに近いため選手のボディコンタクトが間近にみられ迫力がある。 戦前(戦中)にはこの第2グランドに400メートル陸上トラックおよび2000人収容の木製観客席が作られた。しかし戦後は取り壊され、ゴルフ場経営の際にこの場所はハーフコースとなり、メインスタジアム東隣のグラウンドが第2グラウンドとされた(旧第2グラウンド)。そして正月の高校ラグビー大会開催時のみ第3グラウンドとしてフィールドが作られた。ゴルフ場経営を停止してからは常設の第3グラウンドとなった。 その後、花園中央公園多目的球技広場が完成し、旧第2グラウンド(メインスタジアム東隣)がなくなり、戦前同様に「第2グラウンド」に返り咲いた。 なお、旧第2グラウンドのスペース(メインスタジアム東隣)は、現在、北側半分がウォームアップ用の練習場であるが、ゴールポストも設置され、若干インゴールが短いながら、一応フルコートのフィールドになっている。南側半分は永らく「松原南調節池」(水害対策用地下貯水池)の工事中で立入禁止であったが、2009年度より整地され駐車場となった。 2019年11月26日、前年に東大阪市をホームタウンに定めた日本フットボールリーグ (JFL) 所属のF.C.大阪 が、資金を拠出して第2グラウンドをJ3リーグ加盟に必須とされる5,000人収容規模に改修し、市に寄付する方針であることが市から明らかにされた。第2グラウンドは1,372席収容のスタンドがあるが、老朽化が著しいことから再整備が課題となっており、今回のFC大阪からのオファーを受け入れる形となった。東大阪市ではラグビー以外のスポーツでの利用による稼働率向上を目指す一方、改修後もラグビーでの活用を前提に維持するものとしており、FC大阪による使用については今後の協議になるという。 2020年シーズンのJFLでは、FC大阪ホームゲーム7試合のうち、夏期を中心に3試合を第2グラウンドで開催された。
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