第五章「最大の防御」《Volume 5『THE BEST DEFENSE』》
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「ザ・ウォーキング・デッド」の記事における「第五章「最大の防御」《Volume 5『THE BEST DEFENSE』》」の解説
刑務所内の探索を続ける中、暴動鎮圧用の装甲服などを備えた武器庫を発見する。 キャロルは図書館から大量の本を持ち出し、読書三昧の時間を過ごしているが、感情的には不安定なまま、ローリに依存する様子を見せる。 リックとグレンは装甲服を装着し、刑務所の駐車場に並んでいる自動車からガソリンを抜き取る作業に取りかかる。その時、ふたりは墜落してゆくヘリコプターの姿を目撃する。ミショーンも参加し、追跡を開始する。だが墜落現場に辿り着いてみると、機体の残骸と共に大量の足跡が残されているばかりで、人影はない。日没が訪れるが、追跡を続けることを決める三人。 その頃刑務所内では、キャロルが新しい家族のかたちをローリに提案する。リック夫妻と結婚し、三人でカール、ソフィア、そしてやがて生まれてくるローリの赤ん坊を育てればよい、と。ローリは、嫌悪感と共にそれを強く拒絶する。そんな出来事がありながらも、リックらの帰りを心配しながら、仲間たちは夜を過ごす。 リックたち三人は、ウッドベリーという町に到着する。一見人気が無いように見えるが、たちまちのうちに武器を持った住民たちに包囲されてしまう。武装を解除され、ガバナー(総督)と呼ばれる男に案内されるまま、町の中に入る一行。とっさに、自分たちは災厄が始まって以来路上で過ごしてきたのだと説明するリック。 やがて、ゾンビたちが鎖につながれ等間隔に並べられているという異様な光景の競技場に到着する。ゾンビ同士を戦わせるのかと驚くリックたちだが、特別室に入るやガバナーは本性をむき出しにし、そんなことはしないと答える。よそ者を餌として与えているのだと。その上で、住んでいる場所に関する情報を要求する。反論と抵抗を試みる三人だが、多勢に無勢、リックは抑え込まれ、右手首を切断されてしまう。リックは町の医師スティーブンスによって手当を受け、ミショーンとグレンは個別の独房に収容される。 ガバナーは、時間をかけてゆっくりとミショーンをいたぶり始める。やがて、拷問の第一ラウンドを終えたガバナーは、夜明けを迎えた町を歩き、自宅へと戻る。そこでは、ゾンビと化した"娘"が飼育されている。与えた"餌"に貪りつく娘を残し、別室に並べられた大量の水槽に収められたゾンビの首をぼんやり眺めるガバナー。休息ののち、隣の独房に収容されているグレンを叩き起こし、ミショーン拷問の第二ラウンドを聞かせはじめる。 意識を取り戻したリックは、スティーブンス医師がガバナーへの不満分子であることを知る。そこへガバナーが現れ、グレンを解放したと語る。刑務所へと逃げ帰る彼が、道案内役を果たすだろうと。 一方、刑務所からは装甲服を身に着けたタイリースが、単身偵察に出る。三人の姿は見当たらないが、死体の姿もない以上、彼らは生存していると報告する。だが、帰還の際に柵が損傷し、刑務所にはゾンビが流れ込み始める。
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