第三部 二人のケヴィン編(第18巻-第20巻)
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2015年、北京とモスクワに「ビリーランド」がオープン。ティミー・サナダは「BILLY BAT」の作者として衆知され、経営権を巡るオードリーとの法廷闘争にも勝利。追い出されるオードリーは捨て台詞として「ティミーの描くビリーにはときめかない」と言い放ち、紙媒体のBILLY BATの出版権だけを手に去って行く。その頃、グッドマンはヤマガタの消息を求めて中東に居た。2002年にスペインに向かったグッドマン、山下、ジャッキーとマギーは“その時は近い、急がば回れ”という日本語のメッセージとビリーのイラストでその地をヤマガタが訪れたことを確信する。そして、スミスの終焉の地に辿り着いたグッドマンは彼の遺書を読んで涙する。その少し後、モアハウスらコウモリ研究チームは洞窟奥に辿り着くが落盤事故でモアハウス一人を残して死亡。生き残ったモアハウスも13年間寝たきりの状態に陥っていた。彼の病室を見舞ったティミーはコウモリにまったく興味がないことを告げ、ビリーバット歴史研究所を受け継ぐと宣言し、「カルキンエンタープライズ」の力で中国やロシアを打倒すると宣言する。出版権を元に再起を狙うオードリーは大手出版社には全く相手にされない。そして、偶然目にした「フジぽん太郎」という短編漫画を一読したオードリーは思わず泣いてしまう。それこそケヴィン・ヤマガタの新作だった。同じく、余生を海辺のコテージで過ごすチャック・カルキンの手許にも同じ作品が置かれていた。カルキンはハウスメイドにその作者こそ真の天才だと告げる。その頃、テロリストたちの支配域となっている中東で子供たちに漫画の書き方を教える老人がいた。だが、イスラム教の戒律で偶像崇拝を禁ずるテロリストたちは子供の落書きにも厳しく、身代わりとなった老人は腕を切り落とされてテロリストたちに連行される。オードリーはケヴィン・ヤマガタの復刻作品を扱う倒産寸前のトーゴー出版に乗り込み、「ケヴィン・ヤマガタ」と「ケヴィン・グッドマン」の「BILLY BAT」でティミーに対し反撃に出ると宣言。何故と問われたオードリーは「こっちがホンモノだから」と即答。その頃、グッドマンは村に辿り着き子供たちの証言でヤマガタの最期を悟る。
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