第三部 パッションフラワーズ・ブルー
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「少年魔法士」の記事における「第三部 パッションフラワーズ・ブルー」の解説
[6巻 - 7巻]冬。レヴィは11年ぶりに神聖騎士団の大祭の祭司を務めることにし、その場で人を不死にする“奇跡”を起こすと公言する。レヴィの奇跡の力は幼少時に一番強く、成長とともに弱まり成功しなくなっていたため、母のアンヌら騎士団の幹部は困惑する。 回想の形でレヴィの過去が語られる。生まれつき人間を不死の肉体にする“奇跡”の力を持っており、“奇跡”を受けた人間は、どんな怪我や病をしてもたちどころに治癒する。赤ん坊の頃、母・アンヌに“奇跡”を起こし不死にしたことで、神聖騎士団にアンヌと共に招かれ、神聖騎士団の象徴・最高祭司として崇められることとなる。15歳までは、神聖騎士団の大祭において、神聖騎士団一の勇者に“奇跡”を受けさせる行事が通例になっていた。しかしレヴィの“奇跡”を起こす能力は加齢と共に成功率が低くなってゆき、失敗すると人間の形を止めない不死の醜い肉塊に変えてしまっていた。その事実を知ったレヴィは追い詰められ、母に詰め寄るが、母にレイプされる。自分の精子を使った受精卵を作られ、母がいくらでも身代わりがいると語るのを見てしまう。15歳の時、神聖騎士団の上層部が“奇跡”の失敗を隠蔽するために、不死の肉塊を悪魔の巣穴に捨てようとしていたところを目撃したレヴィは、自暴自棄になって肉塊と一緒に悪魔の巣穴に飛び込んだ。神聖騎士団が「悪魔の巣穴」だと推定した次元の穴は、天使でも悪魔でもない高次の心霊生物ナギの気に入りの場所だった。レヴィはナギと出会い、さらに炎のような少年魔法使いのナギへのメッセージを見る。ナギとの対話から自分の望みが母を断罪することだと悟り、ナギと契約し、彼女に決して自分の行いが正しいか否か教えないでくれと頼む。それから11年、レヴィは隠れてナギに魔法の指導を受け、命と力をギリギリまで削り、魔法を身の内にため込んでいった。 大祭の日、レヴィは母に別れを告げ、貴方の真意は何一つ見えない、それは貴方にとって何もかもどうでもいい、虚無だからだと語る。レヴィはナギの封印を解除し、結界を作り騎士団の結界にぶつけて破壊。お飾りだったレヴィの高度な魔法に幹部たちは驚き、取り押さえようとするが、レヴィは現れたナギと共に騎士団を去り、レヴィの脱退は大スキャンダルになる。レヴィは母を断罪せず、それを悔いるが、ナギはそんなレヴィの心が好きだと告げる。 騎士団を去ったレヴィは新しい魔法組織を作り、家族を殺された勇吹と、神聖騎士団を去ったカルノを勧誘する。レヴィはナギに同じ異能を持つカルノと勇吹の存在を教えられ、騎士団を出たら彼らを愛し守ろうと決めていたのだ。
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