第一章・透視す(みとおす)
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「禁断の魔術 ガリレオ8」の記事における「第一章・透視す(みとおす)」の解説
草薙に連れられ彼の行きつけの銀座のクラブ「ハープ」に通った湯川は、そこでホステスのアイの接客を受ける。アイは湯川に出させた名刺を見ることなく湯川の名字を言い当てる透視の芸を披露、一度はコートの裏側の刺繍を見たと推理して納得した湯川だったが、帰り際にアイが自分の名前や職業まで言い当てたため驚愕する。 それから4か月後、アイこと相本美香が殺害された。草薙達は顔見知りによる犯行として捜査にあたるが、美香は死者への同情を抜きにしても誰からも慕われる女性であり、トラブルといえば遠隔地に住む継母と確執があったことくらいだったので、彼女を殺す動機のある人物の特定に難航してしまう。やがて草薙達は美香の足の指の間に付着していた煙草の葉っぱを手掛かりに犯人を突き止め逮捕した。例の透視によって美香に横領を見抜かれたことが動機だったが、その透視のからくりが判らず、行き詰った草薙は湯川に相談する。草薙から経緯を聞いていた湯川は透視の謎と、美香の抱える一つの問題に光を当てていく。 相本 美香 - 銀座のクラブ「ハープ」のホステス。源氏名は「アイ」。小柄で童顔の女性で、主に和服を着て接客し、相手の名前や鞄の中身を言い当てる透視のマジックを持ち技にしているが、男ウケしにくい容姿であったこともあり、人気はいま一つだった。「ハープ」には3年前に入店し、以前は六本木のキャバクラにいた。明るく、悪戯や人を楽しませるのが好きな性格。実の母親を小学生の時に交通事故で亡くしている。 相本 恵里子 - 美香の継母。以前はホステスをしており、勝茂とは美香が高校2年の時に結婚した。美香が大切にしていた美香の実母が編んだ手袋を誤って捨ててしまったため、美香との間にわだかまりを抱えていた。 レイカ - 美香と親しくしていた同僚のホステス。長身細身の体型ながら大きい胸が特徴。 藤沢 智久 - 美香の高校時代の同級生。亀戸の大型ショッピングセンター内にあるペットショップでバイトをしている。高校の頃は、美香と同じ生物クラブに所属しており、美香とは時々会っていた。 相本 勝茂 - 美香の父親。青果店経営。 西畑 卓治 - 「ハープ」の常連客で、美香と同伴していた。職業は印刷会社の経理部長。 沼田 雅夫 - 「ハープ」の常連客で、西畑と同じ会社の営業部長。
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