しゅし‐こつ【種子骨】
種子骨
【英】:Ossa sesamoideum,Sesamoid bone
種子骨は腱あるいは腱と癒着している関節包に出現する骨片であるが、骨化の程度はまちまちで大部分が線維軟骨性の場合もある。摩擦に抵抗するために生じた物で、その腱が接している骨部と関節する。手、足の腱に多くみらえるが、膝蓋骨は靱帯の人体中最大の種子骨である。一般に腱が骨の突起などの直上を通り、しかも頻繁に移動する部位に生じ、摩擦を防ぐ働きがある。関節部などで、骨に接して通過する腱の中に生じた骨片で、その骨と関節して摩擦に抵抗する。骨化の程度はまちままちで大部分が線維軟骨性のこともある。関節面は関節軟骨におおわれる。母指の中手指節関節部など手・足に多くみられ、豆状骨、膝蓋骨も種子骨である。
種子骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 16:32 UTC 版)
種子骨(しゅしこつ、英: sesamoid bone、ラテン語:Ossa sesamoidea)は、筋肉や腱の中に形成される骨である[1]。多くの場合、骨の歪に応じて形成される[2]。
- ^ a b “Sesamoid Injuries”. aofas.org. 2017年3月10日閲覧。
- ^ a b Kenneth S. Saladin, Anatomy and Physiology, 6th edition (New York:McGraw Hill, 2012), 234.
- ^ 世界大百科事典 第2版 種子骨の解説
- ^ Tim D. White, Human Osteology, 2nd edition (San Diego: Academic Press, 2000), 199, 205.
- ^ Kenneth S. Saladin, Anatomy and Physiology, 6th edition (New York:McGraw Hill, 2012), 263.
- ^ White, Human Osteology, 2nd edition, 257-261.
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