長骨とは? わかりやすく解説

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ちょう‐こつ〔チヤウ‐〕【長骨】

読み方:ちょうこつ

大腿骨(だいたいこつ)など、長い管状の骨。両端球状をなし、外表面はかたい骨膜覆われ内部骨髄満たしている。管状骨。→短骨


長骨

英訳・(英)同義/類義語:diaphysis

骨格形成する骨のうち、手足の骨に代表される両端部が膨らんだ棒状の骨。

長骨

読み方ちょうこつ
【英】:Os longum,Long bone

長骨は管状骨ともいう、上腕骨大腿骨のように長い骨で、長い管状骨幹両端膨らんだ骨端がある。表面から見ると長骨は緻密な骨(緻密質)から出来ているように見えるが、その内部は疎な構造物海綿質になっていいて、骨髄入っている。長骨は一般に筋によってテコとして動かされ主として体の支持移動運動に役立つ。

長骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 07:19 UTC 版)

人間の骨格中の長骨
長骨の構造

長骨(ちょうこつ :long bone、tubular bone)は、脊椎動物のうち、長大な形状を持つもの。四肢を構成する上腕骨大腿骨が代表的な長骨である。中央部の骨幹と両端部の骨端から構成されている。骨幹の内部は中空で管状になるため、別名管状骨。この空洞は通常骨髄で満たされ、髄腔(ずいくう)と呼ばれる。

発生の経過をたどると、ひとつの軟骨中に骨幹と2つの骨端に対応する3箇所の骨化中心が生じて形成され、骨化が進行すると骨幹と骨端の間に板状の骨端軟骨が残存する。長骨は成長に際し、この骨端軟骨の部分から、骨幹の長軸方向に骨化の進行が起こることで、伸長する。哺乳類のように有限成長の様式を持つ脊椎動物では、成長が完了すると骨端軟骨が完全に骨化し、伸長が不可能となる。

骨幹は表面に直接骨化が生じて太くなるが、それと並行して内部が破骨細胞によって吸収されて、内面が骨内膜に、外面が骨膜に覆われた一定の厚さの壁が形成される。この壁は緻密骨質だけで形成されるが、骨端はこれと異なり、表面は緻密骨質、内部を海綿骨質から成る。この骨端の海綿骨質の柱状の構造は、長骨が動物体を支えるときの重力や運動時にかかる外力の荷重による力線の方向に一致しており、効率的な支持構造を形成している。


長骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/17 16:38 UTC 版)

ヒトの骨格」の記事における「長骨」の解説

長骨は、通常男性の方が女性よりも長い。長骨の筋肉結合部位は、筋肉の量や発達の差を反映して男性の方が頑健である。長骨の性的二形は、形態測定学形態分析によって特徴付けられる

※この「長骨」の解説は、「ヒトの骨格」の解説の一部です。
「長骨」を含む「ヒトの骨格」の記事については、「ヒトの骨格」の概要を参照ください。

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