神戸ワインの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 01:10 UTC 版)
神戸ワインの原料となるブドウは、「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「シャルドネ」「リースリング」「シナノリースリング」の5品種を中心に栽培している。 神戸ワイナリー内の「垣根仕立て」で、カベルネ・ソーヴィニヨンやリースリングを栽培する以外にも、神戸市西区、北区の契約農家からブドウを公社が買い上げている。手をかけ育てられたブドウは、樹齢も20年を超え、品種の個性を十分に表現している。土壌は水はけがよい礫混じりの砂状土で、ブドウの根が地中深くまで伸びているので、旨味の凝縮感が強い果実が収穫できる。 神戸ワインは「日本ワイン」として上記ワインヤードで収穫されるブドウのみを使用し、安全・安心のブドウをもとに厳格に管理される品質管理システムにより丁寧に作られている。ブドウの生産から収穫、ワインの醸造まで日本人の厳しい目とキメの細かい手によって作られるワインは、諸国から輸入されている安価な製品とは一線を介している。 神戸ワイナリー・農業公園は、年間400トン(通常のボトルサイズにして約30万本強)のワインを生産・出荷している。 神戸ワイナリーの面積 敷地面積: 31ヘクタール。甲子園球場の約8個分 栽培ブドウ品種: カベルネ・ソーヴィニヨン、リースリング、試験栽培品種 契約農家(平成25年4月現在) 農事組合法人5法人(組合員数60人) 栽培面積 38.7ヘクタール、ブドウ樹約29,500本 主な製品 ★赤ワイン:カベルネ・ソーヴィニヨンフランス・ボルドー地方の赤ワイン用品種。粒は小さく、皮は厚くタンニン(渋味)と酸味が豊富で、複雑なスパイス香が特徴。神戸ワインでは、ほおずきの香や、干し草香が特徴的なワインとなり、熟成によって本領を発揮している。 ★白ワイン:シナノリースリングシャルドネとリースリングを交配し、日本で誕生した品種。シャルドネのシャープな酸味と、リースリングの華やかな香りをあわせ持つ果実となり、神戸ワインでは柑橘系の香が強く感じられるワインである。
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