社会の宗教的構造と主教な宗教・宗派
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「ウクライナの宗教」の記事における「社会の宗教的構造と主教な宗教・宗派」の解説
ウクライナの宗教の内訳 東方正教会 72% 東方典礼カトリック教会 14.1% その他 9% プロテスタント 2.4% カトリック 1.7% イスラム教 0.6% ユダヤ教 0.2% 独立系組織のラズムコフ・センター(英語版)によって編集された2003年の全国調査での概算によると、応答者の75.2%が神を信じており、22%は信じていないと回答している。37.4%が定期的に教会に通っていると答えた。 2006年1月1日の時点で、29262の宗教共同体を含めて30507の登録された宗教団体があった。政府は1679の未登録の宗教共同体があると推定している。宗教活動をしているウクライナ市民の90%以上がキリスト教徒で、その大多数は正教徒だった。ウクライナ西部がソ連の一部だったのは1931年から1941年までと1944年から1991年までで中部や東部より期間が短かったので、信仰生活はウクライナ西部で更に熱心な傾向がある。 ウクライナ社会でのそれぞれ異なる信仰告白は、全国規模の調査で概算されている。その結果は登録された宗教団体の公式の数とは異なっている。そういう訳でロシア正教会(今日のウクライナではウクライナ正教会モスクワ総主教庁系と呼ばれている)は、ロシア帝国やソビエト連邦時代でも、地方当局から寛大な扱いを受けていた。 2006年にラズムコフ・センター(英語版)は以下のように発表している: 14.9%の信者達が自らをウクライナ正教会・キエフ総主教庁に所属していると答えている。 10.9%がウクライナ正教会のモスクワ総主教庁系を信奉していると答えている。 5.3%がウクライナ東方カトリック教会(ユニア教会、ビザンティン教会、東方典礼教会とも呼ばれる)に所属していると答えている。 1.0%がウクライナ独立正教会に所属していると答えている。 0.6%がローマ・カトリック教会に所属していると答えている。 0.9%が自らをプロテスタント(ペンテコステ派、バプテスト派、ルーテル派、メノナイト派、アドヴェンティスト派)だと規定している。 0.1%がユダヤ教に従っていると答えている。 3.2%が「その他の教派」に所属していると述べた。 62.5%が信仰心を持っていないと答えたか、どの教会に忠誠を誓っているのかを明確になかった(多くの正教徒ウクライナ人は特定の教派に自らを縛り付けず、論争そのものと同様にどの教会に参加しているのかさえ自覚しない。この事は特定の教会に関して参加人数を調査する事は不可能であると示している。) ウクライナ全体の統計 キリスト教徒 - 33.6%東方正教会 - 26.8% カトリック - 5.9% プロテスタント - 0.9% ユダヤ教徒 - 0.1% その他 - 3.2% 無所属/不明 - 62.5% 宗教共同体 キリスト教徒 - 90.2%東方正教会 (キエフ系-55.3%、モスクワ系-40.8%、独立系-3.9%) - 72.0% カトリック (東方典礼-89.2%、ローマ・カトリック-10.8%) - 15.8% プロテスタント - 2.4% イスラム教徒 - 0.6% ユダヤ教徒 - 0.2% その他 - 2.2% また、2001年でウクライナ全体で150万~200万人の正教古儀式派の諸派の信徒がいるという上記とは別の推計がある。これはウクライナの人口の約3~4%に相当する。
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