着手した計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/25 04:10 UTC 版)
850万人以上のアメリカ国民がWPAに雇用されて肉体労働(ブルーカラー)などに従事した。 WPAの雇用した労働者の75%、およびWPAが使った支出の75%は、高速道路・街路・公共建築・空港・ダム・下水道・公園・図書館・レクリエーション空間など公共施設の建設に費やされた。WPAは8年間で65万マイルの道路、7万8,000の橋、12万5,000件の建築物、滑走路700マイル分、46の大規模キャンプ場を建設した。 また、図書館がいまだになかった地方や僻地にまで図書館の建設を拡大するための活動も行っている。 その他、予算の7%ほどは芸術活動支援に費やされ、22万5,000件のコンサートや公演を開催して延べ1億5,000万人の観客を集め、47万5,000の美術作品が作られた。また失業作家・研究者を動員して数々の芸術教育活動や芸術遺産調査活動、各州の歴史調査活動、アフリカ系アメリカ人の元黒人奴隷などさまざまなアメリカ人の生活史の聞き取り作業が行われた。 WPAの手がけた計画の90%ほどは、未熟練労働者などブルーワーカーの雇用のための計画だった。その他、WPAは失業した音楽家、美術家、俳優、研究者、小説家などを雇用し、芸術や出版などの分野が断絶するのを防止した。
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