真珠の耳飾りの少女
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『真珠の耳飾りの少女』(しんじゅのみみかざりのしょうじょ、蘭: Het meisje met de parel, 英: Girl with a Pearl Earring)は、オランダの画家 ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の絵画であり、彼の代表作の一つ。『青いターバンの少女』[1]・『ターバンを巻いた少女』とも呼ばれ、オランダのデン・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵する。口元にかすかな笑みを湛えるかのようにも見えるところから「北のモナ・リザ」「オランダのモナ・リザ」とも称される。
- ^ “デジタル大辞泉プラスの解説”. コトバンク. 2018年7月24日閲覧。
- ^ 表面のニスを除去するなど大掛かりなものであった。ニスは絵を保護するために繰り返し塗布され、それで絵の具のはげ落ちなどが防がれる反面、変色や微細な描写の消失などの弊害がある。『モナ・リザ』も、度重なるニスの塗布により黒ずんでいる。
- ^ 1529年と1683年、トルコ軍がウィーンを包囲した事がある。後者の場合は15万人の大軍であったが、ヨーロッパ諸国の連合軍7万人がトルコ軍を撃退した。
- ^ Vrij Nederland (magazine) (February 26 1996), p. 35–69.
- 1 真珠の耳飾りの少女とは
- 2 真珠の耳飾りの少女の概要
- 3 贋作(偽物)
- 4 参考文献
真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)
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「フェルメールの作品」の記事における「真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)」の解説
制作年代:1665年 - 1666年頃 技法:カンヴァス、油彩 サイズ:44.5×39cm 所蔵:マウリッツハイス美術館 来歴・デン・ハーグのコレクター、デス・トンブ旧蔵。1902年、マウリッツハイス美術館に遺贈。 少女の謎めいた雰囲気から「北方のモナリザ」とも呼ばれ、フェルメールの最も有名な作品の一つである。他の多くのフェルメール作品と異なり、この作品には物語性や教訓性はなく、無地の暗い背景に少女の上半身だけが描写されている。修復時の調査により、下塗りには場所によって黄土、赤、クリーム色などさまざまな色を使い分け、微妙な階調を出していることがわかった。少女の衣服の襟の白色がイヤリングに反映しているところも的確に描写されている。修復の結果、唇の両端に白の点を置き、唇の濡れている感じを表していることもわかった。この作品は、トレイシー・シュヴァリエが2000年に発表した小説『真珠の耳飾りの少女』およびそれを原作とした映画によって一段と有名になった。小説ではフェルメール家の女中がモデルとされ、画家と女中の間に淡い恋物語が展開するが、無論これはフィクションで、実際のモデルは誰だったか、そもそも特定のモデルがいたかどうかは不明である。 詳細は「真珠の耳飾りの少女」を参照
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