盲人の治癒 (エル・グレコ、ドレスデン)
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『盲人の治癒』(もうじんのちゆ、西: La curación del ciego、英: Healing of the Man Born Blind) は、ギリシャ・クレタ島出身であるマニエリスム期のスペインの巨匠エル・グレコが板上にテンペラで制作した『新約聖書』主題の作品である。画家は1576年の後半、スペインに渡ったが、本作は画家がヴェネツィアに滞在していた1567-1570年頃に描かれた[1][2]。同主題の作品は3点あり、本作がもっとも初期のもので、続いてメトロポリタン美術館所蔵の『盲人の治癒』、最後にパルマ国立美術館所蔵の『盲人の治癒』がローマで描かれたと思われる[1]。現在、本作はドレスデンのアルテ・マイスター絵画館に所蔵されている[3]。
- ^ a b c d e 『もっと知りたいエル・グレコ 生涯と作品』大高保二郎、松原典子著、2012年刊行、18-19項参照 ISBN 978-4-8087-0956-3 2022年12月27日閲覧
- ^ a b c 『カンヴァス世界の大画家 12 エル・グレコ』、1982年刊行、77項 ISBN 4-12-401902-5 12月27日閲覧
- ^ アルテ・マイスター絵画館の本作のサイト (ドイツ語) [1]12月27日閲覧
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