番組フォーマットと制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 07:08 UTC 版)
「Cooking with Dog」の記事における「番組フォーマットと制作」の解説
毎回のオープニングシーンは、その回のテーマとなる料理の写真と、「この番組のホスト」と名乗るフランシスの挨拶で始まる。続いてシェフがこれから作る料理を紹介する。シェフが材料の準備と料理に取り掛かると、フランシスはそれぞれの手順を解説する。最後にシェフが完成した料理を味わい、味や食感について短い感想を述べる。材料の一覧が表示されるとともにフランシスが調理のコツや注意点を伝え、「Good luck in the kitchen !(上手くいくといいね !)」というセリフで番組を締めくくる。エンディングテーマとともに次回の献立が予告される。1つのエピソードの時間はおよそ5分から10分の間である。 紹介するレシピを決めるときは、季節に合った旬の食材を使っているものを選ぶとシェフは述べている。番組の制作者によれば、和菓子を中心とする一部のレシピはファンのリクエストに応じて選ばれたものである。シェフは「プロの料理人としてでなく、家庭料理として」レシピの紹介を行っているため、どんな料理をリクエストされても、自分の子供にねだられたつもりで作ると述べた。 番組では常に字幕の翻訳者を募集している。これまでに視聴者が提供した字幕にはオランダ語、インドネシア語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語などがある。 初期には数週間ごとに1本の制作ペースだったが、2011年末ごろに毎週新作をアップロードするようになった。撮影は東京の市街地にあるシェフの自宅の台所で行われている。1つのエピソードのために同じ料理を2回作成し、引きとアップの映像を撮影する。撮影と編集にはそれぞれ10時間ほど費やすという。収録中フランシスは足高のスツールの上に座らされているが、疲れないように撮影の合間に下して休ませる。 フランシスは2016年11月6日に14歳9か月で死亡した。2016年11月16日にアップロードされた回でファンへの報告がなされた。それ以降にもフランシスの生前に撮影されていた回が配信されたが、フランシスの代わりによく似たぬいぐるみや写真が用いられていた。生前に撮影された最後の回が配信されるにあたって、それ以降新作の配信ペースを落とすことが告知された。
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