生態・形態上の特徴とは? わかりやすく解説

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生態・形態上の特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 07:08 UTC 版)

ニワトリ」の記事における「生態・形態上の特徴」の解説

頭部に「鶏冠(とさか)」とあごの部分には「肉垂英語版)(にくすい)、もしくは肉髯(にくぜん)」と呼ばれる皮膚発達した装飾器官がある。雌よりも雄の方が大きい。目の後ろには耳があり耳たぶのことを「耳朶(じだ)」と呼ぶ。ニワトリ属すキジ科は、丈夫で地上生活に適した足を持っていることが多く、やはりニワトリ地上主要な生活の場としている。一般的に足の指は4本(ただし烏骨鶏は5本)で雄の足には横向き後ろ向きに角質変化した距(けづめ)が生えているが、雌にはこの距はない。まばたき仕方ヒトとは異なり、下から上に被せるようになっている眼球運動出来ないので常に首を前後左右振っている。翼は比較小さく飛ぶことは得意ではないが、野生化した個体数十メートルほど飛ぶことがあるニワトリの雛である「ヒヨコ」は、一般に黄色とされているが、これは商用商用扱われているニワトリ)の多くが白い羽装ニワトリであり、最も多く目にするヒヨコ黄色いためである。実際は、黄色ヒヨコばかりではなく上記写真のように様々な色や模様ヒヨコ存在する俗説では、「ヒヨコ黄色いのは、卵の中で卵黄浸っており、色が移っている」などという説があるが、これは間違いであると考えられる。雛の栄養供給源となる卵黄は、卵殻の中では、雛の腹部卵黄嚢くっついているような形になっており、卵黄自体が雛の体と触れ合うことはない。さらに、雛の羽毛色素調査した研究報告では、卵黄中にある色素カロチノイド)と羽毛色素一致しないとされている。(ニワトリ脚色は、カロチノイド由来であるとされる)よって、ヒヨコ羽毛卵黄の色素とは異なると考えられる雄鶏特有の甲高い鳴き声ニワトリ特徴ひとつとして挙げられる。現在日本国内では鳴き声を「コケコッコー」と表現する場合がほとんどだが、江戸時代では「東天紅トウテンコウ)」と表現していた。英語圏では「Cock-a-doodle-doo」 (クックドゥードゥルドゥー)、フランスではココリコ」、ドイツでは「キケリキー」、イタリアでは「キッキリキー」、中国語圏では「咯咯噠」(クークーダ)や「喔喔喔」等と表現する。 なお、品種問わずニワトリ観賞用ペットとして飼育する場合雄鶏は(日の出早い夏は)早朝から「コケコッコー」と大声鳴くため、市街地飼育する場合近所迷惑とならないように注意が必要である。雌鶏雄鶏のように時を告げることはほぼ無いが産卵直後には「コッコ、コーコー」と多少鳴くまた、緑っぽい塊に白い部分(尿)が混じる通常の糞と、茶色いドロドロ盲腸便を排泄する盲腸便の方はかなりの悪臭放つ手足衣服盲腸便が付着するとしばらく臭いが取れないのでこれも注意が必要である。また、夏場大量に飲むので通常の糞でも軟便となりやすい。

※この「生態・形態上の特徴」の解説は、「ニワトリ」の解説の一部です。
「生態・形態上の特徴」を含む「ニワトリ」の記事については、「ニワトリ」の概要を参照ください。

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