生態・生息環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 10:20 UTC 版)
水流が無い(静水域)、もしくは緩やか(緩流域)で、ハスなどの水生植物が繁茂する水域に好んで生息する。湖沼・池・河川の中下流域や湾処、溜池などに生息する。 朝や夕方の薄暗い時間帯、または水が濁っている時に活発に活動する。 食性は基本的に魚食性だが、他にも甲殻類、昆虫類、カエル、亀など水生動物のほかときには水鳥の雛やネズミなどの小動物など幅広く捕食する。 水底にじっと潜み、水中や水面を通りかかる獲物に飛びかかる。多くの文献等ではその姿形から獰猛というイメージもあるが、警戒心が強く臆病な面もある。カムルチーと同様に産卵は夏に行われ、浮葉植物の浮葉をよけて巣を作り、浮性卵を産む。親魚は雌雄ともに卵及び仔稚魚を保護する。生息に適した環境が汚染によって減少しているため、最近は数が減っている。
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