獄中における言動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:42 UTC 版)
「奈良小1女児殺害事件」の記事における「獄中における言動」の解説
小林は死刑確定後に大阪拘置所へ収監されていた。2006年2月には『創』第36巻第2号(通巻第398号)に手記を寄せている。また死刑確定者らを対象に実施されたアンケートに対し、以下のように回答していた。 2008年(平成20年)7月 - 8月にかけて「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」が実施したアンケート「第一審・死刑判決は杜撰な審理により言い渡された者であり、現在の弁護人に『裁判官3名の訴追委員会への罷免請求を行いたい』と申し出、助言を得て2008年11月13日に訴追委員会へ罷免請求書を送付した」 「今後、再審における情状証人・支援者として友人を申請したが、大阪拘置所が『外部交通は必要ない』として不許可にした。その必要性は裁判官が判断すべきだろう。一般市民が参加する裁判員裁判は、司法のプロたち(裁判官・検察官・弁護士ら)が行うべき審理・検証を確実に実行すべきだ(そうでなければ、冤罪判決が下った場合には一般市民の裁判員たちにその責任が及ぶことになる)。死刑制度の基本的論理は『目には目を、歯には歯を』の復讐的行為であり、本当の正義と言えるのか?その認識が広まっているから、世界各国は死刑制度廃止へ向かっているのだろう」 2011年(平成23年)6月20日 - 8月31日に参議院議員・福島瑞穂が実施したアンケート - 「第二次再審請求で『自分の供述調書は事実に反したものだ』と訴えたが、奈良地裁は非を認めず、不当な棄却決定を出した」 2011年9月 - 11月に福島の事務所が実施したアンケート - 「被害者には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、現在の死刑制度には反対だ。現在の日本の刑法は『目には目を』の復讐法ではない。死刑制度の代わりに仮釈放のない終身刑を導入するか、死刑執行2日前に執行の告知を受けた上で、薬物投与による刑執行を希望する。拘置所内の生活では持病の腰痛に悩まされており、寝づらい。友人・知人との交流をさせてほしいし、(楽しみにしている)DVD・テレビの視聴回数を増やしてほしい」
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