特急わっかない号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 22:20 UTC 版)
特急わっかない号札幌線上:2001年 (532)下:2011年 (506) 札幌線 稚内フェリーターミナル・稚内駅前ターミナル - 大通バスセンター/札幌駅前(北都交通・特急はまなす号と共同運行) 旭川線 稚内駅前ターミナル・豊富 - 旭川駅前(2010年4月1日より休止中) 予約制。旭川は道北バスで受け付けるほか、利尻島・礼文島のハートランドフェリー営業所でも受け付ける。夜行便は前3列が女性専用席となる。 1981年(昭和56年)に札幌線運行開始。当初は会員制貸切バス(いわゆるツアーバス)として運行。北海道内のバスで初めてトイレ付き車両を導入した路線である。1983年(昭和58年)5月1日より旭川線の運行を開始した。 札幌線は当初札幌東急ホテルに発着していたが、札幌駅前ターミナル、センチュリーロイヤルホテルへの変更を経て現在は大通バスセンター発・札幌駅前着で運行される。当初は銀嶺バス特急はまなす号とは競合していたが、バス路線新規参入自由化や、JRの「宗谷」などの特急化に対する競争力強化のため2001年(平成13年)7月20日より共同運行を開始し、運賃値下げや回数乗車券設定を行っている。 行程の内札幌留萌間は、昼行便・夜行便共に道央自動車道と深川留萌自動車道を通行する。また夜行便は運行両社で運行管理委託を行っており、稚内 - 小平間は宗谷バスが、札幌 - 小平間を北都交通が担当する。道の駅おびら鰊番屋で上り便と下り便が合流し、双方の乗務員が車両を交換して基点に戻る。 2013年10月2日より、銀嶺バスのバス事業の譲渡により、北都交通との共同運行に変更となった。 旭川線は銀嶺バス(傘下の道北観光バスを含む)と競合運行であった。銀嶺バスは宗谷バスとは逆に旭川を午前・稚内を午後に出発する便を設定していたが、季節運行化を経て1997年(平成9年)夏期の運行をもって廃止となった。宗谷バスは豊富、名寄、士別に停留所増設を行うなど運行を継続していたが、乗客が減少傾向であることなどから2010年(平成22年)3月31日の運行をもって休止されている。
※この「特急わっかない号」の解説は、「宗谷バス」の解説の一部です。
「特急わっかない号」を含む「宗谷バス」の記事については、「宗谷バス」の概要を参照ください。
- 特急わっかない号のページへのリンク