炎魔戦士 キリエロイドII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 16:11 UTC 版)
「ウルトラマンティガの登場怪獣」の記事における「炎魔戦士 キリエロイドII」の解説
第25話「悪魔の審判」に登場。 キリエルの預言者と巫女が合体変身した対ウルトラマン戦闘モードで、初代キリエロイドの数倍の戦闘力を持つ。初代よりパワーアップしており、姿もさらにおぞましいものとなっている。以前の個体との違いは顔面の白い部分が広く、初代とは逆に笑いを浮かべているようにも見え、額にあった発光体が真ん中に移動しており、胸部の発光体が上下別々に点滅する点など。ティガの行うタイプチェンジと同様の能力も身に付けており、基本形態は初代に類似した姿だが、パワータイプ対応では全身が硬質化し、ティガ・パワータイプの攻撃も受けつけず、両腕に鰭キリエルカッターが付く。スカイタイプ対応では背中から巨大な翼キリエルウイングが生え、飛行速度はスカイタイプをも上回る。 タイプチェンジ後は終始優勢であり、一度はティガをパワータイプ対応の攻撃で徹底的に苦しめ、さらにスカイタイプ対応で叩き落して窮地に追い込む。空に発生させた「地獄の門」の扉をこじ開けて自身の仲間を呼び、ティガ諸共世界を闇に閉ざそうとする。しかし、GUTSの光エネルギーの補給やイルマの呼びかけで我に返った人々から放たれた光によってティガが復活し、パワータイプ対応に戻ってマルチタイプに戻ったティガに再び挑むが猛反撃を受ける。最後はウルトラパワーで地獄の門に叩きつけられ、ゼペリオン光線で「地獄の門」の扉共々消滅する。ティガは撃破後、助けに来た人々に感謝の意味を込めてサムズアップのポーズをとった。 スーツアクター:三宅敏夫 声:佐藤正治 着ぐるみはキリエロイドの改造。頭部とパワータイプ対応の胴体は新規造形で、登場時はキリエロイドの胴体に新規造形の頭部、パワータイプ対応は新規造形の頭部と新規造形の胴体、スカイタイプはパワータイプ対応に翼を付けたもので表現している。頭部はバルタン星人っぽくし、スーツはキリエロイドで実現できなかった心臓のように胸の電飾が発光するギミックを入れている。 各形態の名称は書籍によって「パワータイプ対応」「スカイタイプ対応」や「パワー対応」「スカイ対応」と記載している。各形態に固有名を記載していないものもある。『ウルトラマンティガひみつ超百科』や『ウルトラマンティガ図解超百科』ではそれぞれ「格闘戦タイプ」、「怪力戦タイプ」、「空中戦タイプ」と記載されている[要ページ番号]。 中盤以降の本作品の番宣CMは主に第25話の場面から製作されており、キリエロイドIIが地獄の門に叩きつけられて倒され、ティガが勝利する画になっている。 第25話のラストの描写から、再登場の機会を想定して左右対称のキリエロイドIIIと、ウルトラマンのようなキリエロイドIVがデザインされていた。ちなみに、4体のキリエロイドはそれぞれ喜怒哀楽を表している。
※この「炎魔戦士 キリエロイドII」の解説は、「ウルトラマンティガの登場怪獣」の解説の一部です。
「炎魔戦士 キリエロイドII」を含む「ウルトラマンティガの登場怪獣」の記事については、「ウルトラマンティガの登場怪獣」の概要を参照ください。
- 炎魔戦士 キリエロイドIIのページへのリンク