満願 (米澤穂信)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 00:05 UTC 版)
『満願』(まんがん)は、米澤穂信による日本の推理小説短編集。『小説新潮』(新潮社)および『小説すばる』(集英社)などでの掲載を経て、新潮社より2014年3月20日刊行。第27回山本周五郎賞受賞作。2014年の「ミステリが読みたい!」(早川書房)、「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)、「このミステリーがすごい!」(宝島社)において国内部門1位となり、史上初のミステリーランキング3冠に輝いた[1][注 1]。2014年12月現在、17刷・10万500部の売り上げを記録している[3]。
注釈
- ^ 翌2015年の『王とサーカス』(東京創元社)とあわせて2年連続で3冠を達成している[2]。
- ^ 「大胆だったり繊細だったりする罠が仕掛けられていて、かならず毎回、思わぬところで驚かされる」(作家・角田光代による「山本周五郎賞」の選評)
- ^ 「ハイレベルな短編の連打に魅せられました」(作家・宮部みゆきによる「直木賞選考会」の選評)
- ^ 「人の心の闇の濃淡を、人の心の闇の多様さを体感させてくれる作品集。観察力、表現力、想像力。いずれも一級品である。」(ミステリ書評家・村上貴史による「週刊文春ミステリーベスト10」の選評)
- ^ 「多彩なセンスの持ち主が横山や連城に連なる心理劇を紡いだ珠玉集」(書評家・福井健太による「「このミステリーがすごい!」」の選評)
出典
- ^ “米澤穂信さんの『満願』ミステリーランキング3冠達成”. 産経ニュース (産経デジタル). (2014年12月10日) 2018年6月13日閲覧。
- ^ 内藤麻里子 (2015年12月10日). “ミステリー小説 米澤さん2年連続3冠 史上初”. 毎日新聞 2018年6月13日閲覧。
- ^ “史上初の快挙! 年末恒例ミステリランキングで米澤穂信『満願』堂々の「三冠」達成!”. 新潮社 2015年2月8日閲覧。
- ^ a b “西島秀俊×安田顕×高良健吾 ベストセラーミステリー『満願』ドラマ化!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2018年6月11日). 2018年6月12日閲覧。
- ^ 番組エピソード ハラハラドキドキ!先が見えない【サスペンスドラマ特集】-NHKアーカイブス
- ^ “第35回 ATP賞テレビグランプリ”. 全日本テレビ番組製作社連盟. 2019年6月16日閲覧。
- ^ “東京ドラマアワード”. 国際ドラマフェスティバル. 2019年10月28日閲覧。
- 1 満願 (米澤穂信)とは
- 2 満願 (米澤穂信)の概要
- 3 書誌情報
- 4 外部リンク
「満願 (米澤穂信)」の例文・使い方・用例・文例
- 満願 (米澤穂信)のページへのリンク