海獣 ゲスラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:42 UTC 版)
「ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「海獣 ゲスラ」の解説
第6話「沿岸警備命令」に登場。 ブラジルに生息するカカオビーンズや害虫を好んで食べる水陸両棲のオオトカゲが、輸出されたカカオ豆とともに卵が日本へ運ばれてきて孵化して東京湾の工場廃液によって汚染された海水を飲み、その影響で怪獣化した。武器は口から吐くバネ光線。全身に生えている毛には猛毒が含まれており、自分より大きな敵をも倒す。また、大きな音や強い刺激に敏感で怒り狂うという性質があり、カカオを積んだ貨物船・コロンビア丸の斧山船員の話によれば怒ったゲスラはジャガーも倒すという。設定ではマッハ2.1で泳ぐとされる。 宝石密輸団のダイヤモンド・キックが発砲したピストルの音と刺激で狂暴化し、港の倉庫を破壊する。その猛毒でウルトラマンにも苦戦を強いるが、弱点である頭部のヒレ(劇中のセリフでは「触覚」と呼称)をもぎ取られ、弱体化して横浜の海に沈む。 スーツアクター:荒垣輝雄 デザインは成田亨、造型は高山良策が担当した。本編で登場するのは『ウルトラQ』に登場した「ピーター」の着ぐるみを改造したもの。頭部と背中、腕部と胸部に鰭、背面に棘を追加し、ピンクを唇に入れ、緑に全体を塗装している。首は挿げ替えていない。成田はデザインコンセプトを「怪獣と怪魚の中間」と称している。当初はモスラの幼虫の着ぐるみを改造し、ゲラン蜂の幼虫が巨大化するという初期設定だったため、古い怪獣図鑑[要文献特定詳細情報]には初期設定が記載されていることもある。モスラの幼虫を元にしたデザイン画も存在する。だが、格闘がしづらいことからトカゲに変更となった。 名前の由来は下水から。 トカゲは本来爬虫類だが、ゲスラは劇中の船員の話では「水中でも生きられる両生類」とされている。 一部書籍ではチョコレート怪獣と表記されていた。
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