海岸局など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:05 UTC 版)
短波帯以下の周波数を用いる無線局は、短波放送の地上基幹放送局に類似する。 JA-JSの2英字+1英字に続き、最大2数字。 海岸局 電気通信業務用では、JFC(三崎)、JHA(茨城県)、JFX(鹿児島)などに指定されている。これらは一般業務用の漁業用との兼営である。公共業務用では、海上保安用のJGC(横浜)、JNT(名古屋)、JGD(神戸)などに指定されている。 かつてはNTT所属の電気通信業務用の局、更に以前は電電公社所属の公衆通信業務用の局が無線電報を取り扱っていた。 JOC(北海道落石)、JJT(小樽)、JHK(函館)、JCS・JCT・JCU・JDC(銚子)、JCF(新潟)、JMA(舞鶴)、JOS・JOR・JOU・JDB(長崎)、JIT(大分)、JCG(下関)、JCX(那覇)、JCK(神戸)、JSM(潮岬)、JCY(横浜)、JDA(鹿児島) 南氷洋捕鯨通信用 JCS2・JCS3・JCS4・JCS5(銚子)、JOS2・JOS3・JOS4・JOS5(長崎) 南極観測船通信用 JDX(銚子) これらはGMDSSの運用開始・衛星通信の発達により廃局となった。 海上自衛隊の対潜水艦超長波通信送信所。防衛用の無線局であるため総務省電波利用ホームページの無線局等情報検索では非公開とされる が、海外文献で確認されている。 JJI 携帯基地局・固定局 銚子には、昭和基地の携帯局と通信する携帯基地局JOF20・JOF25・JOF29・JOF30・JOF34・JOF38、小笠原諸島父島と通信する固定局JEB20もあった。これらも衛星通信の発達により廃局となった。 無線標定陸上局 短波を用いる海洋レーダーは、モールス符号により識別信号を送信するもの とされ、JOR+4数字による呼出符号が指定される。 JOR2150(国土交通省)、JOR2600(九州大学)、JOR2603(宮崎県)など 標準周波数局 2001年まで短波も運用していた。諸外国では現在も短波で運用をしている国がある。 JJY 特別業務の局 気象無線模写通報 気象庁が日本近海を航行する船舶にファクシミリ送信をしている。 JMH、JMH2、JMH4 特定失踪者問題調査会による北朝鮮向けの短波放送「しおかぜ」は、地上基幹放送局ではなく広報業務用の特別業務の局である。 JSR
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