水尾嘉孝とは? わかりやすく解説

水尾嘉孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 16:39 UTC 版)

水尾 嘉孝(みずお よしたか、1968年5月2日 - )は、奈良県橿原市出身[注 1][1]の元プロ野球選手投手・左投左打)。


注釈

  1. ^ a b 香川県坂出市生まれ[1]。『中日新聞』 (1990) および『ホームラン』 (1991) では「大阪府豊中市出身」とされている[2][3]
  2. ^ 高校3年の秋に2度目の手術をしている[1]
  3. ^ 1990年の日米大会では第2戦で7回を9奪三振の無失点に抑えた。
  4. ^ 前年のドラフト1位だった佐々木主浩東北福祉大学)の契約金は6,000万円[14]ないし8,000万円[15]
  5. ^ 同年は二軍戦で74回1/3イニングを投げてイ・リーグの規定投球回に到達したが、投手成績は規定投球回到達者18人中最下位だった[17]。同年5月29日の対日本ハムファイターズ戦では1対0で完封勝利を記録した[18]
  6. ^ 同年は二軍戦で76回1/3イニングを投げてイ・リーグの規定投球回に到達し、17試合登板・2勝5敗・防御率4.36(リーグ投手成績25人中19位)の成績を残した[20]
  7. ^ 松谷竜二郎読売ジャイアンツ)・南竜次(日本ハム)と同数[22]。同年はイ・リーグで28試合に登板(投球回数:122回1/3)して10勝6敗2セーブ・防御率2.20の成績(リーグ投手成績は規定投球回到達者23人中3位)だった[22]
  8. ^ 橋本武広、デニーに次ぐ試合数で、古巣のオリックスと千葉ロッテマリーンズから勝利を挙げた[39]
  9. ^ 水尾本人は「オリックス時代の同僚で、当時MLB(シアトル・マリナーズ)で活躍していたイチローから大きな刺激を受けた」と回顧している[44]
  10. ^ 料理人としての修行時代は右手でも包丁を使えるように訓練した[48]
  11. ^ 福井工大硬式野球部に加え、附属福井高校・中学校の指導も担当している[5]
  12. ^ 1997年シーズンの左右別被打率は右打者が.294、左打者が.194で[52]、1998年は対右打者で被打率.326、対左打者で被打率.195だった[28]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 森岡浩プロ野球人名事典 2003』(第1刷発行)日外アソシエーツ、2003年4月25日、547頁。ISBN 978-4816917714https://www.nichigai.co.jp/cgi-bin/nga_search.cgi?KIND=BOOK1&ID=A1771 
  2. ^ a b 中日新聞』1990年6月14日朝刊福井中日「【福井県】日米大学野球に2年連続出場 福井工大の水尾投手 “賞とり”にも闘志」(中日新聞福井支社
  3. ^ ホームラン 1991.
  4. ^ a b c d e f g h i j 日外アソシエーツ 2002, p. 787.
  5. ^ a b 菊地慶剛「オーナーシェフの道を一時休業し球界に復帰した水尾嘉孝氏が果たそうとしている野球界への恩返し」『Yahoo!ニュースYahoo! JAPAN、2019年4月17日。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2019年4月17日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ a b 元オリックス水尾嘉孝さん異色の転身 シェフ経て母校の福井工大投手コーチ」『福井新聞ONLINE』福井新聞社、2019年6月9日。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b c d e 中日スポーツ』1990年11月21日付第5版3頁「1位確約「ボクを一番評価してくれた」 水尾(福井工大)は大洋逆指名 他球団なら熊谷組へ ヤクルトへの未練もチラリ」(中日新聞社
  8. ^ a b ホームラン 1991, p. 55.
  9. ^ 北陸大学野球2021秋季リーグ戦
  10. ^ a b 『中日新聞』1990年11月25日朝刊第一運動面25頁「90ドラフト 1位指名の12選手」(中日新聞社)
  11. ^ a b 『中日新聞』1990年11月25日朝刊福井中日「【福井県】ははは…水尾“一本釣り” プロ野球ドラフト 大洋1位交渉権 意中の球団ホッと 自信?ありません、まず体づくりを 落合さんと対戦したい 福井工大で会見」(中日新聞福井支社)
  12. ^ 『中日新聞』1990年11月21日朝刊第二運動面24頁「水尾、大洋を逆指名」(中日新聞社)
  13. ^ a b 『中日新聞』1990年12月5日朝刊第一運動面25頁「水尾契約金1億円 大洋1位 野茂に次いで2人目の大台 入団決まる」(中日新聞社)
  14. ^ 「'90プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』第14巻第4号(通算:第138号 / 1990年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、1990年3月31日、88頁。 
  15. ^ a b 元永知宏「「期待はずれのドラフト1位」は、 なぜイタリア料理のシェフになったか」『Sportiva集英社、2016年10月15日、1面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  16. ^ a b c 元永知宏「「期待はずれのドラフト1位」は、 なぜイタリア料理のシェフになったか」『Sportiva』集英社、2016年10月15日、2面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ ホームラン 1992, p. 220.
  18. ^ a b c ホームラン 1992, p. 169.
  19. ^ a b ホームラン 1993, p. 168.
  20. ^ ホームラン 1993, p. 216.
  21. ^ a b 「'94プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』第18巻第5号(通算:第191号 / 1994年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、1994年3月31日、83頁。 
  22. ^ a b ホームラン 1995, p. 214.
  23. ^ ホームラン 1995, p. 124.
  24. ^ a b c 中日新聞』1994年11月12日朝刊第12版第二運動スポーツ面22頁「オリックスの伊藤敦、横浜へ 複数トレード成立」(中日新聞社
  25. ^ ホームラン 1995, p. 94.
  26. ^ 【アスリート飯】 (2)シェフの左腕は元球界最高契約金 洋食屋アルバイトで“盗んだ”技が繰り出す本格イタリアンのお味は?」『産経ニュース産業経済新聞社、2014年11月29日、1面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  27. ^ a b c d 元永知宏「「期待はずれのドラフト1位」は、 なぜイタリア料理のシェフになったか」『Sportiva』集英社、2016年10月15日、3面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  28. ^ a b c 江川卓、二宮清純『江川卓・スカウティングレポート'99』ザ・マサダ〈第1刷発行〉、1999年3月25日、261頁。ISBN 978-4915977848 
  29. ^ 「'96プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』第20巻第4号(通算:第213号 / 1996年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、1996年3月31日、110頁。 
  30. ^ 『'97プロ野球選手写真名鑑』日刊スポーツ出版社〈日刊スポーツグラフ〉、1997年4月20日、5頁。ISBN 978-4817250247 
  31. ^ a b c d 日外アソシエーツ 2002, p. 788.
  32. ^ 「'98プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』第22巻第4号(通算:第236号 / 1998年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、1998年3月31日、124頁。 
  33. ^ 『'98プロ野球選手写真名鑑』日刊スポーツ出版社〈日刊スポーツグラフ〉、1998年4月18日、48頁。ISBN 978-4817205421 
  34. ^ a b 「'99プロ野球 12球団全選手百科名鑑」『ホームラン』第23巻第3号(通算:第246号 / 1999年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、1999年3月31日、138頁。 
  35. ^ a b 『'99プロ野球選手写真名鑑』日刊スポーツ出版社〈日刊スポーツグラフ〉、1999年4月13日、101頁。ISBN 978-4817250582 
  36. ^ a b 「完全保存版 プロ野球セ・パ両リーグ 12球団全選手カラー百科名鑑2000」『ホームラン』第24巻第3号(通算:第252号 / 2000年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、2000年3月31日、146頁。 
  37. ^ 「完全保存版 プロ野球セ・パ両リーグ 12球団全選手カラー百科名鑑2001」『ホームラン』第25巻第2号(通算:第258号 / 2001年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、2001年3月31日、135頁。 
  38. ^ 『中日新聞』2000年10月7日朝刊第一運動面37頁「プロ野球短信 6日」(中日新聞社)
  39. ^ a b c 「完全保存版 プロ野球セ・パ両リーグ 12球団全選手カラー百科名鑑2002」『ホームラン』第26巻第3号(通算:第264号 / 2002年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、2002年3月31日、115頁。 
  40. ^ a b 「完全保存版 プロ野球セ・パ両リーグ 12球団全選手カラー百科名鑑2003」『ホームラン』第27巻第3号(通算:第270号 / 2003年3月号増刊)、日本スポーツ出版社、2003年3月31日、115頁。 
  41. ^ 西武が水尾、竹下らに戦力外通告」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2003年10月9日。2021年9月5日閲覧。オリジナルの2003年10月12日時点におけるアーカイブ。
  42. ^ 『中日新聞』2003年12月3日朝刊第一運動スポーツ面21頁「ムーアも自由契約 名簿公示 コミッショナー公示(2日)【自由契約選手】」(中日新聞社)
  43. ^ 惜別球人 第10回 西武 ブルペン捕手で“起用貧乏”返上」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2003年12月。2021年9月5日閲覧。オリジナルの2004年2月19日時点におけるアーカイブ。
  44. ^ イチロー元同僚「妥協なかった」 水尾嘉孝さん、オリックス時代語る」『福井新聞ONLINE』福井新聞社、2019年3月22日。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  45. ^ a b 35歳・水尾がエンゼルス入団」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2004年3月30日。2021年9月5日閲覧。オリジナルの2004年4月5日時点におけるアーカイブ。
  46. ^ a b 元永知宏「「期待はずれのドラフト1位」は、 なぜイタリア料理のシェフになったか」『Sportiva』集英社、2016年10月15日、4面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  47. ^ 元西武水尾が引退「体調が戻らなかった」」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2006-02-29。2021年9月5日閲覧。オリジナルの2006年3月24日時点におけるアーカイブ。
  48. ^ 田中周治「元大洋ドラフト1位左腕 自由が丘のイタリアンシェフに」『NEWSポストセブン小学館、2016年1月20日。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。 - 『週刊ポスト』2016年1月29日号。
  49. ^ a b 【アスリート飯】 (2)シェフの左腕は元球界最高契約金 洋食屋アルバイトで“盗んだ”技が繰り出す本格イタリアンのお味は?」『産経ニュース』産業経済新聞社、2014年11月29日、2面。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  50. ^ 自由が丘に「トラットリア・ジョカトーレ」-カフェが改装、ディナー客獲得へ」『自由が丘経済新聞』みんなの経済新聞ネットワーク、2011年5月6日。2020年11月3日閲覧。オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。
  51. ^ a b 大石大二郎(オリックスコメント担当解説者) 著、フジテレビ『プロ野球ニュース』 編『プロ野球ニュース イヤーブック 選手名鑑2000』(第1刷発行)ザ・マサダ、2000年4月1日、160頁。ISBN 978-4883970148 
  52. ^ 江川卓二宮清純『江川卓・スカウティングレポート'98』ザ・マサダ〈第1刷発行〉、1998年3月25日、250頁。ISBN 978-4915977572 
  53. ^ 『プロ野球選手名鑑2000 公式戦全日程 プロ野球記録集』(第1版第1刷)ベースボール・マガジン社(編集・発行)、2000年3月10日、239頁。ISBN 978-4583036304 


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