殺菌作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:07 UTC 版)
胆汁酸は界面活性剤として作用するため、細菌の細胞膜を溶解する作用も有する。これによって、小腸内や胆管での細菌の繁殖を、胆汁酸が妨げている。 ただし、胆汁酸の乳化作用により細菌の細胞膜は打撃を受けるものの、胆汁酸は小腸下部の回腸でほとんどが能動輸送によって体内へと吸収されるため、大腸では胆汁酸の濃度は低下する。このため、腸内細菌の多くは、大腸を主な活動場所としている。
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殺菌作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 18:44 UTC 版)
強酸性電解水の抗微生物効果(殺菌または失活するまでの時間)微生物強酸性電解水0.1%NaCIOStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌) <5秒 <5秒 S.epidermidis <5秒 <5秒 Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌) <5秒 <5秒 Escherichia coli(大腸菌) <5秒 <5秒 Salmonella sp.(サルモネラ菌) <5秒 <5秒 その他の栄養型細菌 <5秒 <5秒 Bacillus cereus(セレウス菌) <5分 <5分 Mycobacterium tuberculosis(結核菌) <2.5分 <5分 他の抗酸菌 <1-2.5分 <2.5-30分 Candida albicans(カンジダ菌) <15秒 <15秒 Trichophyton rubrum(トリコフィトン) <1分 <5分 他の真菌 <5-60秒 <5秒-5分 エンテロウイルス <5秒 <5秒 ヘルペスウイルス <5秒 <5秒 インフルエンザウイルス <5秒 <5秒 0.1%NaCIOは、次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン©)を使用 強い殺菌作用を持ち、その殺菌基盤は次亜塩素酸(HClO)で、他に過酸化水素(H2O2)やヒドロキシラジカル(・OH;OHラジカル)が存在する。 一般的な消毒で用いる次亜塩素酸ナトリウム水溶液はアルカリ性であるため、ClO-(次亜塩素酸イオン)が主成分であり、強力なHClO(次亜塩素酸)はあまり含まれていない。対して、酸性である強酸性電解水ではHClO(次亜塩素酸)が主成分であり、有効塩素濃度40ppmの強酸性電解水の殺菌活性は、1000ppmの次亜塩素酸ナトリウムと同等かそれ以上である。 酸性を示す以外は、瞬時の殺菌作用、幅広い殺菌スペクトルなど、次亜塩素酸ナトリウムと同様な特徴がある。ただ、その殺菌能力は血液など有機物によって減退するので、殺菌を行う前には、汚物や表面の汚れなど有機物を洗浄し十分に除去しておくことが重要である。 4℃でも殺菌力があるが、10℃以下ではバチルス属に対する殺菌力が低くなる。便器に散布すれば、殺菌できるため雑菌の繁殖を防止し防臭が可能となる。 農産業では、減農薬、病害対策、連作障害に応用されている。畜産動物の消毒にも用いられる。 生野菜を除菌する効果は、水道水との比較で強酸性水のほうが明らかに除菌効果が高かった。O-157を殺菌可能である。
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