殺人科学者(マッドサイエンティスト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:35 UTC 版)
「村井秀夫」の記事における「殺人科学者(マッドサイエンティスト)」の解説
1993年前後から再び麻原はヴァジラヤーナ路線再開を指示した。村井は入信当時から目を付けていた化学に強い信者の土谷正実に『毒のはなし』『薬物乱用の本』を渡して、このようなもの(化学兵器、違法薬物)を作れないかと要求。「化学兵器にダーティーなイメージがあるのは一般兵器を売るための軍需産業とフリーメイソンの情報操作だ」「自衛のため」などど言って土谷を説得し、サリンの製造を決心させた。 さらにサリン70トンの大量生産を目指し、滝澤和義らと共にサリンプラント計画やサリン噴霧車の製造に取り組んだ。そして1993年冬には2回の池田大作サリン襲撃未遂事件を指揮、ついにサリンを「実戦投入」した。 村井にはいわゆるマッドサイエンティスト的な側面があり、想像力は留まるところを知らず、上記の兵器類のほかプラズマ兵器、レーザー兵器「輪宝」、AK-74自動小銃の密造、ついには核兵器の製造までも企画し挑戦した。村井は殺人光線やプラズマ兵器などの開発に取り組んだ先駆者ニコラ・テスラを信奉していた。 一説には他にもアンモニアプラント、硫酸プラント、硝酸プラント、ニトログリセリンプラント、ニトロセルロースプラント、ニトログリセリンとニトロセルロースからダブルベース火薬をつくるプラント、ダブルベース火薬加工プラント、ダブルベース火薬推進戦闘機、ジェット戦闘機、ヘリコプター、電磁波兵器、高度測定計、半導体工場、ミサイル(ICBM他)、ミサイルの誘導装置、フッ素ガスプラント、フッ化水素プラント、ウラン濃縮工場といったものを計画(夢想)していたという。土谷正実も村井から人工衛星を落とすための炭酸ガスレーザーやUFO、レールガンの製造といった無謀な指示を受けたと証言している。数十万ドルのソフトウェアを購入しつつ放置したりもしていた。 教団内のリンチ事件にも関与しており、1993年発生の薬剤師リンチ殺人事件では殺害決定の会議や遺体隠蔽に参加。男性現役信者リンチ殺人事件ではスパイがいると言い出した張本人で、スパイ疑惑をかけられた被害者をマイクロウェーブ焼却炉で焼き殺すことを提案するが、新実智光が中止したため折角の機会を失ったと残念がったという。
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