機密 (正教会)とは? わかりやすく解説

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機密 (正教会)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 20:10 UTC 版)

正教会における機密(きみつ、ギリシア語: μυστήριον[1], ロシア語: Таинство)とは、「主(イイスス・ハリストス(イエス・キリスト))がすべての信者に恩寵を与えようとして自ら定める、見える状態でもって信者の霊魂に見えない神の恩寵を授けるもの[2]」とされる。


  1. ^ ミスティリオン。「ミュステーリオン」が古典ギリシャ語読みであるが、本項は現代のギリシャ正教会にも関わる記事であるため、現代ギリシャ語読みを採用する。
  2. ^ a b c マカリイ p.381 - p.382
  3. ^ a b c 『正教要理』76頁 - 77頁、日本ハリストス正教会教団、1980年12月12日初版発行
  4. ^ メイエンドルフ 1993 p17
  5. ^ a b メイエンドルフ 1993 p20 - p21
  6. ^ a b c d e イラリオン・アルフェエフ 2004 p.104
  7. ^ a b 前掲『正教要理』80頁 - 81頁
  8. ^ (洗礼を受ける者が重篤の場合に緊急に行われるもの:摂行洗礼)
  9. ^ a b 『聖事経』, pp. 35-65.
  10. ^ a b c d e f g Τα ιερά Μυστήρια της Εκκλησίας μας
  11. ^ 領聖は聖体礼儀中のみならず、病床にある病者が与る事もある。
  12. ^ 『聖事経』, pp. 69-84.
  13. ^ 前掲『信仰の機密』135頁
  14. ^ 『聖事経』, pp. 97-124.
  15. ^ 『聖事経』, pp. 141-215.
  16. ^ a b c d "Orthodox Study Bible" P. 1599 (2008年)
  17. ^ 「奥義」の日本正教会訳聖書におけるルビ=「あうぎ」(「おーぎ」と読む)
  18. ^ 新共同訳聖書と同じ日本聖書協会によるものでも、口語訳聖書では「奥義」(ルビ:おくぎ)として、エフェソ1:9、3:3、5:32、6:19(20)のいずれにも同じ語彙をあてている。
  19. ^ この部分にも訳語「奥義(あうぎ)」が出て来るが、ここの原語も"μυστήριον"であって訳語が統一されている。口語訳聖書も「奥義(おくぎ)」と訳して訳語が統一されている。他方、新共同訳聖書では該当箇所は「秘められた真理」と訳され、ここでも他の箇所とは異なる訳語が用いられている。


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