聖体機密との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/05 00:53 UTC 版)
古くは、正教会においては婚配機密は聖体機密(聖体礼儀)との結びつきで行われており、現代の正教会においても、婚配と聖体機密との結び付きが強調される。聖体礼儀と婚配機密が別個に行われるようになり現代に至る形式が整ったのは東ローマ帝国時代、10世紀・11世紀以降のことである。 戴冠礼儀において、葡萄酒を新郎新婦が三回飲み交わす儀礼(相愛の杯)が含まれているのは、聖体礼儀とともに婚配機密が行われていたことの名残である。2世紀のテルトゥリアヌスは「(結婚は)教会でまとめられ、聖体機密(領聖)によって固められ、祝福によって印証され、神使によって天上で記憶される」と述べている。この事は、夫婦が聖体機密に与りつつ日々を過ごしていく事の意義と合わせて説明される。
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