横浜事件・被害者X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:44 UTC 版)
「藤沢市母娘ら5人殺害事件」の記事における「横浜事件・被害者X」の解説
横浜市の事件で被害者となったFの友人男性X(20歳没)は1960年(昭和35年)11月25日生まれ・北海道出身。死亡当時は神奈川県鎌倉市山崎在住・無職。 両親と弟・妹の5人家族で生活していたが、思うように収入を得られずストレスを抱えた父親から母・弟妹を含めて当たり散らされ、小学2年生の時には小遣いも満足に貰えなかったため、神社から賽銭を盗んだことがあった。小学校3年生時に鎌倉市内へ移住したが、4年生のころから現金を盗んで買い食いする非行を繰り返すようになり、父親から体罰を加えられた。その後、いったんは盗み癖が治り更生しかけたが、小学校卒業直前から盗み癖が再発し、中学校進学直後(1973年5月ごろ)から万引きなどの非行を繰り返したため、6月に神奈川県立教護院へ送られた。教護完了(1976年3月)後、神奈川県立普通科高校定時制へ進学したが、長続きせず2年生で中退した。その後は1978年に再び横浜市内で非行2件を犯したため小田原少年院へ送致され、この時にFと知り合った。退院後、1980年2月には空き巣をして横須賀市内の久里浜特別少年院へ収容されたが、更生に向けて努力し、後述の空調設備会社(自宅近く)で空調配管工として働き始めてからは月収の多くを母親に渡していた。しかしFが自身のアパートに来てからはFとひったくりを始めるようになり、その5か月後にFによって殺害された。
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