横浜三越の開店~リニューアル
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「横浜三越」の記事における「横浜三越の開店~リニューアル」の解説
その横浜西口に三越が進出したのは横浜高島屋に遅れること14年、1973年11月23日。岩崎学園ビルに三越14番目の支店として、66のショップインショップと32のレストラン・喫茶室、大催事場を備えた「横浜三越」が開店した。この地には以前より富士銀行の店舗があり、建物内に同行の支店が開設された。横浜駅から駅前広場を挟んだ右向かいにあり、ダイヤモンド地下街でつながっているものの、相鉄横浜駅直結の高島屋に比べると、やや駅から離れていた。同じ1973年には、横浜高島屋をキーテナントとする相鉄ジョイナス(第1期)が完成している。 1980年5月1日には、横浜市内の京浜急行・市営地下鉄上大岡駅前に「上大岡三越エレガンス」がオープン。「世界最大級の百貨店」と銘打ち横浜駅東口に1985年9月30日に開業を控えた横浜そごうを迎え撃つべく、横浜三越は1973年のオープン以来初の全館リニューアルが行われ、1985年9月18日に第1次リニューアルオープン、1987年3月21日に全館リニューアルが完成した。横浜三越が入居する岩崎学園ビルは、駅前広場・幹線道路と、派新田間川とその上部の首都高速の高架に囲まれた立地で増築が困難ということもあり、増床は行わず、ティファニーやコーチ、ショーメ(英語版)など横浜では三越でしか扱っていないブランドを集め、専門化を強調した。 1989年に開催された横浜博覧会では、三越が会場内のHSST(磁気浮上リニアモーターカー)に協賛するとともに売店を出店、三井・東芝ガリバー館のコンパニオンのユニフォームデザインを担当した。1990年4月17日から三越の横浜・大阪・札幌・松山・高松・広島の店舗で「歴史の証言 ベルリンの壁」特別展が開催された。ブランデンブルク門近くにあったベルリンの壁の一部が公開され、皮切りとなった横浜三越では初日から4日間で1万5千人を越える来場者があった。1996年10月1日、上大岡三越の競合となる「京急百貨店」開店。鎌倉街道の向かい側の京浜急行上大岡駅に直結した、売り場面積約42,000m2の大型店であり、上大岡三越(3,401m2)はおろか横浜三越(17,073m2)をもしのぐ規模であった。上大岡三越は隣接地に新築した店舗に移転し、「上大岡三越ガーデンスクエア」となる。2000年9月22日、横浜三越を全館リニューアル。百貨店を地下2階から地上4階までの6フロアとし、5階から8階までは大塚家具のショールームとした。
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