様々なスープ料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:12 UTC 版)
日本料理のスープ料理には、汁物と吸物がある。飯と共に飲食するものが汁物、酒と共に飲食するものが吸物である。その他、雑煮や蕎麦やうどんなどがある。蕎麦やうどんでのスープであるつゆは、量が多かったり味が濃かったりするため、残してもマナー上問題ない。 和食以外に様々な外国料理の影響を受けた戦後の日本では、多様なスープが各家庭や料理研究家、食品メーカー、飲食店により考案されている。北海道札幌市発祥のスープカレーや、長崎市発で魚介類を使う「長崎そっぷ」(“そっぷ”は江戸時代に長崎・出島に商館を置いていたオランダの言葉でスープの意)のように、ご当地グルメとなった例もある。 汁物料理を中国語では湯(タン、tāng)と書き、朝鮮語でも同様にタン(탕)と呼んでいる。ただし、中国語ではとろみのある汁物は羹(ゴン、gēng。台湾では焿とも)という。また、長時間煮込むか蒸して作る汁物は、その料理法から燉(トン、dùn)、すまし汁はその料理法から汆(ツアン、cuàn)という字を素材の前に付けて呼ぶ事が多い。また、茶碗蒸しの器に似た容器に入れて蒸すスープや食材をそれに見立てたものは、容器の名から盅(ジョン、zhōng)という字を素材の後に付けて呼ぶ事が多い。 北欧の各国にはデザートと紙一重の存在とも言える果物を使った甘いスープがあり、ブルガリアのタラトール(en)やスペインのアホ・ブランコなどは限りなくサラダに近い[要出典]。 地中海沿岸のイタリア、フランスには魚介類を入れたスープがあり、ハンガリーにはグヤーシュがあるなど、各国にその特産や風土を生かした名物料理がある。
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