様々なディザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 15:16 UTC 版)
RPDF は "Rectangular Probability Density Function"(方形確率密度関数)の略で、サイコロと同じ役目を果たす。任意の数が同等の無作為な確率ででる。 TPDF は "Triangular Probability Density Function" (三角形確率密度関数)の略で、2個のサイコロと同じ役目を果たす。数の合計の出現確率はそれぞれ異なり、以下のようになる: 1/1 = 2 1/2 2/1 = 3 1/3 2/2 3/1 = 4 1/4 2/3 3/2 4/1 = 5 1/5 2/4 3/3 4/2 5/1 = 6 1/6 2/5 3/4 4/3 5/2 6/1 = 7 2/6 3/5 4/4 5/3 6/2 = 8 3/6 4/5 5/4 6/3 = 9 4/6 5/5 6/4 = 10 5/6 6/5 = 11 6/6 = 12 この場合、7 が他の 2 から 12 よりも確率が高く、このような確率の分布を称して「三角形」と呼んでいる。 ガウシアンPDF は無限個のサイコロと等価である。確率の分布は釣鐘型を描き、これをガウス分布と呼ぶ。ガウシアンPDFによるディザは自然の大気雑音やテープヒスなどのノイズに最も近い。 色つきディザ(Colored Dither)はホワイトノイズとは異なるため、フィルター付きディザとも呼ばれる。オーディオ機器の帯域特性に合わせるためにエネルギーを下げるように、高い周波数ほど大きなエネルギーを持ったノイズを使用する。 ノイズシェーピング(英語版)もディザと同様の手法であるが、ランダム化よりもオーディオストリームにおいて誤差拡散のリアルタイム処理に重点を置いたフィードバック型の処理である。
※この「様々なディザ」の解説は、「ディザ」の解説の一部です。
「様々なディザ」を含む「ディザ」の記事については、「ディザ」の概要を参照ください。
- 様々なディザのページへのリンク