椿と草野家の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 10:06 UTC 版)
椿(つばき 本名:椿 千恵子) 主人公。 年齢不詳(ただし、卓爾は年齢を知っているとみられる)だが、稔が赤ん坊のころには既に草野家で働いている。 草野家で家事を含む全てを任されている優秀な家政婦。艶っぽくて男前。普段は和服を着用している。 仕事はしっかりするが、昼の番組や時代劇や2時間ドラマは欠かさず見ている。 稔の母・ゆきとは大学の同級生。彼女が稔を出産してほどなく他界したため、当初は亮爾に請われて3ヶ月間という条件で稔のベビーシッターとして契約し、草野家で働き出すが、契約の延長に次ぐ延長で家政婦となる。 人間離れした様々な特技を持ち、その能力を作中において遺憾なく発揮している。 作中では弟である雅比古を除き、殆どの人物から「椿さん」または「椿」と呼ばれており、「椿」は名前だと思われている。 幼児期から世話になっている稔でさえ「椿」は名前だと思っていた。 作中の登場人物において、弟である雅比古以外で「椿」が苗字であることを知っているのは、卓爾・亮爾・ゆき・および雅比古の友人のみと思われる。 草野 卓爾(くさの たくじ) 草野家当主。 既に隠居(ただし会長職にはついている模様)しているが健康で、毎日の乾布摩擦を欠かさない。 厳格な性格であるが、大の甘党である(亡くなった妻が料理下手でお菓子しか作れなかったのが一因)。 草野 稔(くさの みのる) 卓爾の孫で、亮爾・ゆきの息子。 連載開始時は高校生だったが、後に大学に進学。 頭はあまりよくなく、テストの解答欄を全て埋めただけでお祝いされる。運動能力も高くなく、クラスで1番足が遅い。 草野 亮爾(くさの りょうじ) 卓爾の息子で稔の父。 仕事で海外を飛び回っているため、家にはいない。 本来「若旦那」と呼ばれる立場であり、実際に椿も嘗てはそのように呼んでいたが、「バカ旦那」に聞こえるので椿には名前で呼ばせている。 椿とは埋蔵金を掘っている際に知り合い、彼女を介して後の妻となるゆきと知り合う。 ゆきが稔を遺して早くに他界したため、父が忙しいのと母の老齢もあって椿に稔の世話を頼んだ。 素行面に問題があり、当主である父親のことを「ジジイ」呼ばわりしたり、息子の大学受験の合否を賭け事の対象にするなど、子を持つ親のすることとは思えないようなことをしている。 草野 ゆき(くさの ゆき) 稔の母で亮爾の妻。椿の大学時代の友人でもある。 かなりポジティブな思考で、くじ引きで亮爾の仕事(家を直接継ぐのではなく、海外で働くこと)を勧めた。 稔を出産後自分の命が長くないことを悟り、亮爾の背中を押すことを椿に託した。 草野 卓爾の妻 卓爾の妻で亮爾の実母、ゆきの義母、稔の祖母。 作中においては第1巻の冒頭時点で既に故人。 椿や卓爾の回想および過去のエピソードなどに登場。 それによると、椿が草野邸で働き始めた時点では存命である。 登場する回想シーンや過去のエピソードでは、特にこれといた持病も無さげで元気なようであるが、いつごろどういう経緯で亡くなったのかについては一切触れられておらず、不明。 卓爾によると、炊事を筆頭に家事は一切出来無かったらしく、唯一得意なのが甘味菓子を作ることのみだった。 草野家の人間の中では唯一、本名が明かされていない。
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