松本市中央図書館
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1891年(明治24年)5月26日、当時の松本尋常高等小学校長であった寄藤好実が中心となり、通俗教育のため校内に「開智書籍(しょじゃく)館」を設けたのが起源である。寄藤校長の後校長を引き継いた三村寿八郎により、1896年(明治39年)9月、「明治37、8年戦役記念館」が校内に設立。開智書籍館もその館内に移され、同小学校に蔵されていた書籍、寄贈書籍を収め、規則を改正し、「開智図書館」と命名し一般に解放した。 1908年(明治41年)5月には蔵書数2万5千冊を超え、1910年(明治43年)には県立信濃図書館分館が開智図書館内に併置される。1920年(大正9年)3月には分館が廃館となり、その図書全てが開智図書館に寄贈された。 1921年(大正10年)2月に、松本城外・葵の馬場(松本神社付近)の武徳殿敷地内に、書庫を増築移転し、「松本図書館」と改称した。同年3月、公立図書館の認可を受けて、市営となる。館長は市長の小里頼永が兼任し、専任職員3名を新たに置いた。 1937年(昭和12年)4月、条例改正により「市立松本図書館」と改称。1938年(昭和13年)7月、二ノ丸町、旧松本中学校校舎へ増改築して移転。1943年(昭和18年)9月には葵の馬場の旧武徳殿へ再移転。1991年(平成3年)10月に、市民ニーズに対応し利用者サービスをはかることを目的に現在の中央図書館が開館した。
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