東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)後
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「津波」の記事における「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)後」の解説
2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、発生3分後に宮城県に6 m・岩手県および福島県に3 m、28分後に岩手県に6 m、44分後に東北から千葉県の太平洋沿岸に10 m以上の大津波警報をそれぞれ発表した。しかし速報値M7.9であったのが実際にはM9.0で津波の高さは10 m以上であった上、第1波が宮古に到達したのは地震15分後、大船渡で8 mの津波が観測されたのは34分後であったため、警報の遅れと誤差が被害を拡大したとされていた。M8以上の地震の規模と津波の高さを3分以内に判定することは不可能であることから、気象庁の検討会が2012年1月31日に新しい警報案を発表した。その中では、「大津波警報」という呼称を「津波警報(大津波)」と同義のものとして正式に位置づけ、同様に「津波警報」という呼称を「津波警報(津波)」と同義のものとするとした。新運用による警報業務は2013年3月7日12時から行われた。 M8を超える地震で津波が予想される場合 ※警報や情報文中で基本的に用いられる呼称にて表記 第1報(約3分以内) 大津波警報 高さは「巨大」と表現し、「直ちに高台に避難」と呼びかける。 津波警報 高さは「高い」と表現し、「直ちに高台に避難」と呼びかける。 第2報(約15分後) 発表される高さ 発表基準 大津波警報 10 m超 10 m < (予想高) 10 m 5 m < (予想高) ≦ 10 m 5 m 3 m < (予想高) ≦ 5 m 津波警報 3 m 1 m < (予想高) ≦ 3 m 津波注意報 1 m 0.2 m ≦ (予想高) ≦ 1 m
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東北地方太平洋沖地震後
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「泉の一葉マツ」の記事における「東北地方太平洋沖地震後」の解説
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波は、海岸線から1.5キロメートル内陸に入ったこの地区をも襲い、付近は約1.5メートルも冠水して多くの民家や樹木が流され、すぐ近くにテトラポッドが打ち上げられるなどの被害を受けた。泉の一葉マツはこの事態を耐え抜き、ほぼ原形をとどめている。周囲の田畑は津波による塩害の影響を受けたが、一葉マツは特に塩害の影響は見られず生育状況は順調である。泉の一葉マツと同じく津波を耐え抜き、「奇跡の一本松」として知られた岩手県陸前高田市の高田松原のマツは、根が腐ってしまい蘇生が絶望的なだけに、南相馬市文化財課の職員は「よくぞ枯れなかった」と感心していた。 東北地方太平洋沖地震の後、福島第一原子力発電所事故の影響により「緊急時避難準備区域」に指定された原町区では、2011年9月末に指定解除になったのちも、2012年1月の時点で住民のほぼ半数に上る約2万2千人の人々が地元を離れて暮らしている。南相馬市は泉の一葉マツを、戻ってくる住民のために地域の復興シンボルとして残そうと、支柱の交換などで手厚く保護する方針を決めている。
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