本格整備に向けて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:44 UTC 版)
「広島市民球場 (初代)」の記事における「本格整備に向けて」の解説
2013年1月に(公財)広島県サッカー協会・サンフレッチェ広島・同後援会は全国から寄せられた36万件を超える署名を広島県・広島市・商工会に提出し、当球場跡地でのサッカー場建設を目指して取り組むことを明らかにした 2014年、市が設置したサッカースタジアムについての検討協議会では、「市民球場跡地」と「広島みなと公園」を候補地とする最終報告書が提出された。翌年サンフレッチェは3度目のJリーグ優勝を果たしたが、この時の優勝祝賀会の席上で、市長の松井は「検討を加速させる」と発言している。 2015年1月、広島市は球場跡地一帯の整備計画を発表した。球場跡地は屋根付きで多種多様なイベントを開催できる「緑地エリア」と生涯学習・教育機能や創作機能を持つ「文化芸術エリア」に整備するとしている(旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ)。 2015年広島市長選挙(第18回統一地方選挙)では、サンフレッチェ広島前社長の小谷野薫が跡地のスタジアム建設を掲げて立候補したが、現職の松井が再選された。 同年7月、広島県知事湯崎英彦・広島市長松井・広島商工会議所会頭深山英樹が会談し、市民球場跡地にサッカースタジアムを建設することは多機能化・複合開発、スタジアムの規模に課題が大きいとし、広島みなと公園に新スタジアム建設に優位であることで一致した。しかし、サンフレッチェ側はこれに反発し、代表取締役会長の久保允誉は球場跡地に「Hiroshima Peace Memorial Stadium」を建設する方が優位であると主張した。また、広島みなと公園周辺の物流業者により組織されている「広島みなと振興会」も「(サッカースタジアムが建設されることで試合開催日に広島港周辺で渋滞がひどくなることで)物流が滞り、港湾運送事業だけでなく県内経済に重要な影響が出る」との理由から広島みなと公園案に反対した。 その後議論は膠着し、跡地の整備に向けた動きも滞るが、打開策として中央公園の広場でのスタジアム建設を探る動きも出た。2019年2月の第3回トップ会談で、湯崎ら4者が建設候補地を中央公園自由・芝生広場に一本化することで一致した(2019年度に基本計画策定、2024年春開業を目指す)。
※この「本格整備に向けて」の解説は、「広島市民球場 (初代)」の解説の一部です。
「本格整備に向けて」を含む「広島市民球場 (初代)」の記事については、「広島市民球場 (初代)」の概要を参照ください。
- 本格整備に向けてのページへのリンク