木曾路とは? わかりやすく解説

きそ‐じ〔‐ぢ〕【木曽路】

読み方:きそじ

[一]中山道(なかせんどう)の、鳥居峠付近から馬籠(まごめ)峠に至る間をいう。奈良時代初めに開かれ江戸時代には贄川(にえかわ)宿から馬籠宿まで11宿が置かれた。木曽街道

[二]中山道異称木曽街道


木曽街道

(木曾路 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 18:52 UTC 版)

木曽街道(きそかいどう)は、江戸美濃国および信濃国を経て結んでいた山道の俗称である。

概要

古代から中世吉蘇路[1]江戸時代中山道木曽路)のこと。当時は木曾街道と書いた。狭義には、中山道のうち、美濃国と信濃国の境界部に当たる木曽地方の一部区間を指した。贄川宿奈良井宿薮原宿宮ノ越宿の上四宿、福島宿上松宿須原宿の中三宿、野尻宿三留野宿妻籠宿馬籠宿の下四宿からなる11の宿場が設置された。

『日本鹿子』第八に『京より江戸まで木曾街道を行』とあるほか、『皇都午睡』三編中にも『板橋宿は、中仙道木曾街道の咽首なれど』とある。また、明治新政府が編纂した古事類苑地部では『木曾街道』の項を設け、主に木曽路(木曾路)について説明している。

『橘庵漫筆』二では、木曾街道は、かつては今のように人馬の通行は殆ど無く、昔は山姥に遭遇するなど通行困難な路であり、善光寺を詣でるにも、木曾街道を行けば百里で済むところ、命の方が大事と二百里もある北陸道を経る場合も多かったことや、かの平家でさえ京より関東に出るのに北陸道を用いたことを書いており、木曽路がたいへんに険しい道であったことを述べている。

脚注

  1. ^ 武部健一『道路の日本史』中央公論新社〈中公新書〉、2015年5月25日、50-51頁。ISBN 978-4-12-102321-6 

関連項目


木曽路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 03:24 UTC 版)

木曽路(きそじ)

関連項目



「木曾路」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



木曾路と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「木曾路」の関連用語

木曾路のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



木曾路のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの木曽街道 (改訂履歴)、木曽路 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS