峠の前後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 15:13 UTC 版)
奈良井宿は、妻籠宿と並ぶ木曾路でも栄えた宿場町であった。宿屋が千軒並んでいたとも言われ(奈良井千軒)、重要伝統的建造物群保存地区として現在も風情を楽しむことが出来るようになっている。国道19号沿い、中央本線奈良井駅から800mほどであり、近辺には木曽の大橋、高札場跡、鎮神社、上問屋史料館、旧楢川村歴史民俗資料館などがある。 奈良井から旧街道を登っていくと、武田氏と木曾氏の古戦場があり、水場・トイレ・峠の茶屋の休憩所があり、展望があり(西方向に御嶽山、南方向に木曽駒ヶ岳)、立派な栃の木があり、木曾義仲の硯水があり、さらに上がって峠の頂点には御嶽神社がある。道中ところどころに「熊よけの鐘」が備え付けられている。 藪原側へ下っていくと、中央本線藪原駅から1,200mほどのところに尾張藩の鷹匠役所跡(お鷹城)があり、900mほどのところに藪原神社がある。この近辺から藪原駅までの間に、極楽寺(宝蔵庫)、宮川家史料館 、高札場跡、ギャラリー、木祖村資料館(お六櫛博物館)などがあり、再び国道19号まで降りてくる。 奈良井宿から藪原宿までは8km、徒歩約3時間半の道程である。
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