峠の概要とは? わかりやすく解説

峠の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 01:53 UTC 版)

十部一峠」の記事における「峠の概要」の解説

国道458号一部となっているが、十部一峠を含む大蔵村肘折温泉-寒河江市幸生さちゅう)間は28km弱の区間民家存在せず実際に車道として開通している国道では、日本唯一の舗装区間が残る国道である。一年半分以上積雪により通行止総重量6tを超える大型車通行出来ない十部一峠から林道下った場所に、かつて、産出では日本有数規模誇った永松銅山があり、その産出輸送のために道路開削された。 峠名は、かつて峠に番所置かれており、通行料として「十分一役銀」を徴収していたことに由来する。 峠のすぐ西南には三合山(標高1089.2m)があり、この山を慈恩寺奥の院として、十部一峠周辺では修験道が行われていた。 戊辰戦争の時は、桑名柏崎会津転戦し寒河江庄内藩とともに新政府軍戦った桑名藩士敗走し瀕死の重傷負いながらも必死に鶴岡城目指し越えていった歴史の道でもある。 現在はカーブ区間急勾配区間中心に毎年わずかながら舗装工事進行しており、未舗装区間少しずつなくなってはいるものの、降ればぬかるみ断崖絶壁切られた未舗装区間があるなど、走行には細心の注意が必要である。しかし、ダート路としては車の通行量が多いため、路面しっかりと踏み固められ走行格別不便さ感じない山形放送ラジオ全線通して良好に受信できる。 「最後ダート国道」として全国的に知られ休日には多くドライバー走り抜け山菜採り地元ドライバー路肩に車を止める大蔵村側の視界開けている場所では、月山鮮やかな姿が楽しめるかつては大蔵村から十部一峠に向かう手前に「大師峠」が存在していたが、国道458号大師峠を通らないため、大師峠には手前で車を止めて徒歩で向かう。 十部一峠には駐車帯が広め取られており、永松鉱山に向かう林道と、葉山山頂に向かう登山道分岐している。寒河江市向けて視界開けており、第2世代携帯電話使用が可能。

※この「峠の概要」の解説は、「十部一峠」の解説の一部です。
「峠の概要」を含む「十部一峠」の記事については、「十部一峠」の概要を参照ください。

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