峠の名の由来
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「白石峠 (神奈川県・山梨県)」の記事における「峠の名の由来」の解説
白石峠の名は、その名の通り白い石に由来するものである。西丹沢地域の多くは地質的にトーナル岩や石英閃緑岩、斑れい岩などの深成岩類で構成されているが、西丹沢地域の中央部を流れる中川川の上流部の白石沢に入るとトーナル岩の割合が少なくなり、大理石(結晶質石灰岩)やホルンフェルスなどの変成岩が確認できるようになる。この白石沢や白石峠を挟んで山梨側へ流れる湯花ノ沢(道志川の支流)は大理石が多く見られる沢であり、前者の上流部には大理石の岩壁を流れ落ちる白石の滝があり、沢沿いの登山道から滝の姿をわずかに望むことができる。また、後者の沢の上部ではかつて大理石を採集した跡が見られる。このように峠の両側に大理石の白い石が多いことから白石峠と呼ばれてきた。なお、この地域の大理石やホルンフェルスなどの鉱物は神奈川県の天然記念物に指定されており、採取は禁止されている。 中川川支流の白石沢(2008年6月) 白石沢源流部の登山道上に露出した大理石(2013年6月)
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峠の名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 23:07 UTC 版)
昭和初期まで煤ヶ谷は養蚕が盛んで、糸の町として当時栄えていた半原へ、繭を背負いながらこの峠を越えたことからこの名が付いたと言われている。
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峠の名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:09 UTC 版)
戦国時代に甲斐国の武田信玄が小田原の城主・北条氏康を攻める際(小田原攻め)に犬を先導させて峠を越えた。犬が越えたことに由来して、犬越路と呼ばれるようになったと伝わる。 この伝承が有名となり多くのガイドブック等ですっかり定着しているが、犬越路の犬(イヌ)はイノの転化であり、現地の方言で険しい道の意味である。犬越路の約200 m西側に位置する大杉丸(1,168.6m)の三等三角点の名称はイノコイシ峠となっており、イノに由来した地名が武田信玄の伝承に結びつけられ、いつしか犬越路になったとの説もある。 なお、大界木山と菰釣山の鞍部にある城ヶ尾峠(じょうがおとうげ)においても武田信玄が小田原を攻める際に越した峠として伝承が残されており、この峠の近くには陣を張ったとされる信玄平や、甲州兵の炊事の際、米のとぎ汁で沢が白く染められたとされる白水ノ沢(世附川の支流)など武田信玄に由来する地名が点在している。行軍の経路については未だ不明な点が多いが、城ヶ尾峠に比べて犬越路は急峻な峠道であり、信玄が本当に犬越路を越したかについては定かではない。
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